「打率1割」の衝撃…李政厚、本来の姿で完全復活へ

直近7試合で打率4割の急上昇

スランプを乗り越え、打率3割に肉薄

「打率1割」の衝撃…李政厚、本来の姿で完全復活へ
イ・ジョンフ | Imagn Images

サンフランシスコのイ・ジョンフ(28)のバットが急上昇のカーブを描いている。10日ほど前までは打率1割台で苦しんでいたが、今や打率3割が目前だ。シーズン序盤の打球運の悪さを乗り越え、本来のペースを取り戻した。

イ・ジョンフは26日、本拠地で行われたマイアミ戦に6番・右翼手として先発出場し、3打数2安打1四球で3度の出塁を果たし、6回には得点も記録した。



イ・ジョンフは20日のワシントン戦からこの日まで、7試合で25打数10安打、打率.400を記録した。この期間の打率に比べると長打が物足りなかったが、この日のマイアミ戦では二塁打を2本放った。

範囲を広げてもイ・ジョンフの上昇ぶりは顕著だ。直近15試合で打率.375、直近30試合で打率.287を記録している。11日までのシーズン開幕14試合では打率.174と深刻な不振に苦しんでいたが、その後の猛打でシーズン打率をいつの間にか.287まで引き上げた。OPSは.773で、指名打者のケイシー・シュミットに次ぐチーム内2位となっている。

シーズン序盤のイ・ジョンフの不振は、打球運の悪さが少なからず影響していた。コンスタントにインプレー打球を作り出し、打球の質も悪くなかったが、ことごとく野手の正面を突いた。ハードヒット(打球速度時速153km以上の強い打球)の割合で見ると、11日までの14試合が36.8%、その後の12試合が34.1%と大きな差はないが、BABIP(インプレー打球の打率)は.189と.400で極端な差がある。シーズン序盤についていなかった運が最近になって味方し始め、結果として平均値に収束している形だ。

序盤の不運を振り払い、打撃のペースも上がってきた。鍵となるのは、昨年のようなど激しい波を避けることだ。昨年は最初の30試合で打率.319、OPS.901と猛打を振るったが、その後は好不調の波が激しく、最終的に打率.266でシーズンを終えた。イ・ジョンフ自身も「今年は波のないシーズンを送りたい。(昨年は)序盤は良かったが、悪い時はあまりにも悪すぎた」と語っている。

今シーズンから新たに就いた右翼手で、リーグ平均以上の守備指標を記録しているという点も、打撃にポジティブな影響を与える可能性がある。昨年、イ・ジョンフは不安定な中堅守備に苦しめられた。守備が乱れることで打撃まで崩れるケースが多かったからだ。


サンフランシスコのトニー・ビテロ監督は、この日の試合を前に、イ・ジョンフが打席で今の流れを維持できるだろうと期待を寄せた。ビテロ監督は「自分がどのような選手なのか、リズムを取り戻したようだ」と語った。特に25日のマイアミ戦での中前安打に触れ、「(あの打席で)イ・ジョンフは彼の憧れであるイチローのように、投手と一直線を維持していた」と述べた。最後まで姿勢が崩れることなく、ボールの筋に合わせて打ち返した理想的な安打だったと称賛した。

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