
28年ぶりにワールドカップの舞台に戻ってきたノルウェーサッカー代表チームが、「バイキングの末裔」らしい出陣写真で注目を集めている。
サッカーコンテンツプラットフォームの433は5日、X(旧Twitter)を通じてノルウェー代表チームのワールドカップ集合写真を公開し、「ノルウェーのワールドカップチーム写真は強烈だ」と伝えた。写真の中のノルウェー選手たちは、兜や鎧、盾などバイキングを連想させる小道具を身につけてカメラの前に立った。アーリング・ハーランドをはじめとする代表チームの選手たちが、暗い背景の中で正面を見据える構図だ。一般的なワールドカップの出陣写真とは異なり、北欧の歴史と代表チームのイメージを融合させた演出で、オンライン上で急速に拡散された。
現地報道を総合すると、この写真はノルウェーサッカー協会(NFF)がワールドカップのマーケティングの一環として行った撮影とみられる。ノルウェーの日刊紙アフテンポステンは、ノルウェー男子代表チームが先週末、ヘルメットや盾、鎧を着用したバイキングコンセプトのフォトセッションを行ったと報じた。
ノルウェーのサッカーにおいて、バイキングのイメージは馴染みのない素材ではない。ノルウェーの応援文化では、以前からバイキングのヘルメットや北欧の戦士のイメージを活用してきた。今回のワールドカップを控え、代表チームのユニフォームや広報物にもノルウェーの歴史と象徴を反映させようとする試みが続いている。ハーランドも最近、自身のSNSにバイキングコンセプトの写真を投稿し、「Viking blood」という言葉を添えた。

ノルウェーは1998年のフランスワールドカップ以来、初めて本大会の舞台に立つ。ハーランドが先頭に立った。彼は欧州予選8試合で16ゴールを挙げ、ノルウェーの本大会進出を牽引した。ノルウェーは予選で8戦全勝を収め、イタリアを抑えて28年ぶりのワールドカップ復帰を確定させた。
ワールドカップ本大会では、ハーランドとマルティン・ウーデゴールを中心とした「黄金世代」が試される。ノルウェーはフランス、セネガル、イラクと同じグループに編成された。客観的な戦力ではフランスがグループ1位候補に挙げられているが、ノルウェーはハーランドという確実な得点源を擁しており、ダークホースとして評価されている。
ただし、バイキングコンセプトをめぐる現地の反応は分かれている。アフテンポステンは、代表チームのバイキングの美学がノルウェー国内でも論争を呼んだと伝えた。一部ではノルウェーの文化と応援の伝統を活かした試みだと評価する一方、他方では過度に男性的で排他的なイメージを強化しかねないという批判も出ている。NFFは、当該コンセプトが排除を意味するものではなく、コミュニティ、勇気、連帯を強調するためのものだという立場だ。

論争とは別に、写真の話題性は明らかだ。28年待ちわびたワールドカップ復帰、世界最高のストライカーであるハーランド、そして北欧バイキングのイメージが一枚の写真に凝縮された。ノルウェーは本大会の初戦を前に、ピッチの外でも強い印象を残している。


