
初戦で完敗を喫したクロアチアが、パナマを苦戦の末に下し、2026北中米ワールドカップ(W杯)グループリーグ初勝利を挙げてベスト32進出への望みをつないだ。クロアチアサッカーの「レジェンド」ルカ・モドリッチ(ACミラン)は、史上4人目となる「国際Aマッチ200試合出場」という金字塔を打ち立てた。
クロアチアは24日、カナダ・トロントのトロント・スタジアムで行われたパナマとの2026国際サッカー連盟(FIFA)北中米W杯グループリーグL組第2戦で1-0と勝利した。
第1戦でイングランドに2-4で完敗し、苦しいスタートを切ったクロアチアは、パナマを破って1勝1敗(勝ち点3)を記録した。この日0-0で引き分けたイングランド(勝ち点4、得失点差+2)とガーナ(勝ち点4、得失点差+1)に続き、グループ3位に浮上し、決勝トーナメント進出への足がかりを築いた。クロアチアは来る28日、ガーナとの最終戦でグループ2位の座をかけて最後の対決を行う。
一方、第1戦でガーナに0-1で敗れたパナマは、クロアチアにも0-1で敗れ、最下位(2敗)に転落してグループリーグ敗退が確定した。パナマは最終戦の結果次第でクロアチアと勝ち点が並んだとしても、当該チーム間の対戦成績の原則により、L組最下位を免れることはできない。
この日の試合は、クロアチアにとって特別なものとなった。チームの柱であるモドリッチの通算200回目の国際Aマッチだったからだ。2006年3月にアルゼンチン戦でAマッチデビューを果たしたモドリッチは、丸20年をかけて大記録を達成した。国際Aマッチ200試合出場は、クリスティアーノ・ロナウド、リオネル・メッシ、バデル・アル・ムタワに続き、モドリッチが史上4人目となる。

ただし、クロアチアは試合開始直後からパナマの強固な守備に苦しんだ。パナマは5-4-1のフォーメーションを採用し、早々に「守備重視・カウンター狙い」の戦術を明確にした。これに対抗したクロアチアはモドリッチを軸に攻め立てたが、なかなか成果を上げられなかった。
前半アディショナルタイム、マルティン・バトゥリナ(コモ)がペナルティエリア左から放ったシュートが相手GKの好セーブに阻まれるなど、惜しい場面が続いたクロアチアは、後半開始と同時にアンテ・ブディミル(オサスナ)とアンドレイ・クラマリッチ(ホッフェンハイム)の2人の攻撃手を投入し、勝負に出た。そして、この采配が「神の一手」となった。
クロアチアは後半9分、右サイドバックのヨシプ・スタニシッチ(バイエルン・ミュンヘン)がペナルティエリア右から上げたクロスを、走り込んだブディミルが左足で押し込み、先制決勝ゴールを挙げた。
粘り強く戦いながらも先制点を許したパナマは、失点直後にラインを上げて猛攻を仕掛けた。しかし、クロアチアのGKドミニク・リヴァコヴィッチの度重なる好セーブに阻まれ、得点には至らなかった。後半29分、ムリージョがペナルティエリア右から放った2本のシュートを立て続けに防いだリヴァコヴィッチは、続くカルロス・アルベイ(ミネソタ・ユナイテッド)のヘディングシュートまで体を投げ出して防ぎ、パナマを落胆させた。パナマはその後も最後まで同点ゴールを狙ったが、結局失敗に終わり、肩を落とした。



