
アトレティコ・マドリードの“問題児”フリアン・アルバレス(26)に、新たな移籍先が浮上しました。なんと、イングランド・プレミアリーグで悲願の王座奪還を狙う強豪アーセナルです。
アメリカのスポーツ専門メディア『ESPN』は25日、「アルバレス獲得の新たな候補として、アーセナルが急浮上している。移籍市場の閉幕まで残り1週間となる中、アーセナルのミケル・アルテタ監督は攻撃陣のさらなる補強を熱望している。情報筋によると、アーセナルはクラブ史上最高額となる1億500万ポンド(約200億円)を超える大金を支払う用意があるようだ」と報じました。
しかし、同メディアは「それでもアルバレス自身はバルセロナへの移籍のみを熱望している。また、アトレティコ・マドリード側も現時点では売却に応じないという強硬姿勢を崩しておらず、交渉は膠着状態が続いている」とも付け加えています。
アルバレスの去就は依然として深い霧に包まれています。2026年北中米ワールドカップの期間中、彼は公然と「バルセロナへ移籍したい」と宣言し、アトレティコを退団する意思を強く示していましたが、最終的にクラブ間の交渉はスムーズに進みませんでした。その後、ディエゴ・シメオネ監督との直接面談を経て、一度は所属チームへと合流していました。

今月24日に行われたビジャレアルとの今季開幕戦で、アルバレスはベンチスタートとなりました。タッチライン際でウォーミングアップを行っている最中、ホームのサポーターからは容赦ないブーイングが浴びせられ、途中交代でピッチに足を踏み入れる際も同様の冷ややかな反応に晒されました。さらに試合終了後、アルバレスはファンに挨拶をすることなく、一人足早にスタジアムを後にしたため、サポーターとの確執はさらに深刻化。一時は大きな議論を呼びましたが、シメオネ監督が「(ベンチスタートは)クラブが下した判断だった」と自ら釈明したことで、事態は一時的に沈静化しています。
憧れのバルセロナへの移籍が事実上消滅しかかっている中、ここへ来てアーセナルへの移籍話が急速に現実味を帯びてきました。アーセナルは、かつてウェストハムからデクラン・ライスを獲得した際に記録したクラブ最高額を塗り替えるだけの資金を惜しまない姿勢を見せています。さらに、最近ではサウジアラビアのアル・ヒラルへガブリエウ・マルティネッリを売却することで合意に達したとされており、移籍金の調達に関しても全く問題がない見通しです。
今後の鍵を握るのは、やはりアトレティコとアルバレス本人の最終決断です。アトレティコは「今夏にアルバレスを放出するつもりは一切ない」という一貫した立場を守り続けています。アルバレス自身も移籍を強く切望してはいるものの、果たして意中のバルセロナではなく、アーセナルからの熱烈なラブコールに関心を示すかどうかは、依然として未知数です。



