
クリスティアーノ・ロナウドが結婚後初めて先発出場した試合で、前半45分間のみプレーし交代となる屈辱を味わった。アル・ナスルは試合開始12分でGKベントが退場処分となり数的不利に陥り、前半を0-2で折り返す苦しい展開。しかし、後半にロナウドがベンチに下がった後、サディオ・マネが2ゴールを叩き込むなど計3得点を挙げ、3-2の大逆転勝利を収めた。
アル・ナスルは25日、サウジアラビア・ダンマームのエゴ・スタジアムで行われた2026~2027シーズン・サウジ・プロリーグ第3節で、アル・イテファクを3-2で下した。前半を0-2のビハインドで終えた後、後半に怒涛の3ゴールを集中させた。
試合は開始早々から悪夢のような展開となった。アル・ナスルは前半12分、GKベントが退場処分を受ける。アル・イテファクのムサ・デンベレがアル・ナスルの守備の裏へ抜け出した際、ベントがペナルティエリア外まで飛び出して阻止を試みたが、相手を倒してしまい主審は迷わずレッドカードを提示した。
数的不利は即座に失点へと直結した。アル・イテファクは前半30分、ドゥダのミドルシュートで先制。さらに前半終了直前には、アルバロ・メドランのミドルシュートが再びゴールネットを揺らし、アル・ナスルは0-2とリードされたまま前半を終えることとなった。
ロナウドにとっても、前半は苦しい時間だった。シーズン前に結婚式を挙げ、この日初めて先発として最前線に立ったロナウドだが、2度の得点機を迎えるもゴールには結びつかず、チームが数的不利になってからは攻撃の孤立が目立った。試合中に同僚に対して苛立ちを隠せない場面も見られ、結局ハーフタイムで交代を告げられた。

ロナウドは今月11日、長年交際していたジョルジーナ・ロドリゲスと結婚式を挙げた。その後、アル・ナスルのシーズン開幕戦はコンディション調整のため欠場し、アル・リヤドとの第2節では後半62分からの途中出場でシーズン初ゴールを記録していた。当時、チームは4-0で快勝を収めていた。
今季初先発となった第3節だが、試合はプラン通りとはいかず、ロナウドは前半のみでピッチを後にした。
ところが、ロナウドが退いた後のアル・ナスルは、数的不利を感じさせないほど攻撃が活性化した。後半29分、ジョアン・フェリックスの右サイドからのクロスをサディオ・マネが合わせて待望の初ゴール。その3分後にはフェリックスのコーナーキックをアブドゥレラ・アル・アムリが頭で叩き込み、2-2の同点に追いついた。
そして、物語の結末を飾ったのもまたマネだった。後半アディショナルタイム、マネが相手守備の背後へ鮮やかに抜け出し、GKとの1対1を冷静に制してゴールネットを揺らした。0-2から10人でひっくり返すという、劇的な大逆転劇だった。
この日2ゴールを挙げ、逆転勝利の立役者となったマネに対し、統計専門メディア「ソファスコア」は8.5点の高評価を与えている。アンジェ・ポステコグルー監督率いるアル・ナスルは、開幕3試合で3連勝を飾り、首位の座を独走している。



