
セリエAの舞台で爆発した才能
アルゼンチンサッカー界が期待を寄せる若き才能、フランコ・マスタントゥオノ(19・フィオレンティーナ)が、イタリア・セリエAで圧巻のパフォーマンスを披露しました。12日にピエルルイジ・ペンツォ・スタジアムで行われたベネツィアFCとのアウェイ戦に先発出場したマスタントゥオノは、1試合で3ゴールを奪うハットトリックを達成し、フィオレンティーナの今季初勝利(4-2)に大きく貢献しました。
開幕からの沈黙を破る劇的逆転劇
先月、レアル・マドリードからフィオレンティーナへレンタル移籍したマスタントゥオノは、加入後のリーグ戦3試合とカップ戦を含め、ノーゴールという苦しい時間を過ごしていました。しかし、ベネツィア戦ではチームが0-1とリードされた前半29分、ペナルティアーク付近からの左足シュートで同点弾を記録。そのわずか1分後にもミドルシュートを突き刺し、一気に逆転を演出しました。後半39分には自身3点目を追加し、欧州5大リーグでのハットトリックという快挙を成し遂げました。
リオネル・メッシの記録を塗り替える歴史的快挙
ESPNなどのデータによると、19歳28日でこの記録を達成したマスタントゥオノは、欧州5大リーグ(イングランド、スペイン、ドイツ、イタリア、フランス)でハットトリックを記録した史上最年少のアルゼンチン人選手となりました。これは、2007年にリオネル・メッシがレアル・マドリードとの「エル・クラシコ」で達成した記録を、231日更新する数字です。なお、欧州5大リーグ全体の最年少記録は、1931年にシルヴィオ・ピオラが樹立した17歳132日とされています。
欧州挑戦と今後の展望
2007年生まれのマスタントゥオノは、アルゼンチンの名門リーベル・プレートで16歳にしてプロデビューを果たし、2025年にはアルゼンチンA代表の最年少出場記録も更新しました。同年にレアル・マドリードと6年契約を結び欧州へ渡りましたが、昨季は適応に苦しみ、公式戦35試合で3ゴールという結果にとどまりました。2026北中米ワールドカップのメンバー入りも逃すなど、キャリアの転換点を迎えていた彼にとって、今回の活躍は復活を印象付ける大きな一歩となります。レアル・マドリードで1シーズンをかけて挙げた得点数を、わずか90分間で塗り替えたことで、フィオレンティーナでの今後の躍進に期待が高まっています。



