「無駄遣い」から完全脱却へ!新生マンU、約58億円でのラウム獲得オファーを見送った深謀遠慮とは?「長期的なクラブ運営戦略を最優先」

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「大成功!」マンUが180度激変 549億ウォンのオファーを何度も拒否した理由とは「今後のクラブ運営戦略に支障의懸念」
マンチェスター・ユナイテッド。ゲッティイメージズ

これまで移籍市場が開くたびに「創造的損失(無駄な支出)」を繰り返していると揶揄されてきたマンチェスター・ユナイテッド(以下マンU)が、今夏はこれまでとは打って変わって極めて慎重な動きを見せた。

ドイツ代表出身のDFダヴィド・ラウムを獲得するチャンスがあったものの、今後の移籍戦略に及ぼす影響を考慮し、最終的に獲得を見送っていたことが明らかになった。

イギリスメディア『トリビューナ』は4日(韓国時間)、グローバルスポーツメディア『ESPN』の報道を引用し、「マンチェスター・ユナイテッドは今夏、RBライプツィヒ所属のダヴィド・ラウムを獲得できる状況にあったが、最終的に交渉に踏み切らないことを決定した」と報じた。

ESPNによると、マンUは今夏の移籍市場を通じて、ラウムが約3000万ポンド(約549億ウォン/約58億円)で移籍可能であるというシグナルを受け取っていた。しかし、クラブの意思決定者たちは、28歳のラウムに対して4〜5年の長期契約を提示し、約3000万ポンドの移籍金を支払うことが、今後の選手獲得戦略において大きな障壁になりかねないと判断したという。

「大成功!」マンUが180度激変 549億ウォンのオファーを何度も拒否した理由とは「今後のクラブ運営戦略に支障の懸念」
ダヴィド・ラウム。チームトーク

実は、マンUが左サイドバックの補強にあたって最優先で望んでいた選手はラウムではなかった。クラブが長期的な第一目標に掲げていたのは、ニューカッスル・ユナイテッドのルイス・ホールだったのだ。しかし、ニューカッスル側が交渉自体を拒否したため、この獲得交渉は困難を極めることとなった。

これを受けて、マンUは短期的な代替案を検討。移籍市場の閉幕直前には、ラヤン・アイト=ヌーリの代理人側からレンタル移籍の提案も舞い込んだ。しかし、マンチェスター・シティがシーズン終了後の「義務買い取りオプション(条項)」を要求したため、マンUは交渉から手を引いた。結局、マンUは左サイドバックを誰も補強しないまま、今夏の移籍市場を終えることとなった。

今回の決定は、マンUがこれまでの過ちを繰り返さない、新たな移籍市場での運営方針を示した象徴的な事例と言えるだろう。

マンUは長年、巨額の資金を投じて選手を獲得したものの期待外れの成績に終わったり、その後、獲得時よりもはるかに低い移籍金で手放したりする取引を繰り返し、猛烈な批判を浴びてきた。これこそが、世間から「創造的損失」と揶揄される悪循環の正体である。

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マンU時代のポール・ポグバ。ゲッティイメージズコリア

その最も代表的な事例がポール・ポグバだ。

ポグバはマンUのアカデミー(下部組織)で育ち、2012年にユヴェントスへと移籍した。当時、ユヴェントス側がマンUに支払ったのはわずかな補償金のみだった。しかし2016年、マンUがポグバを再びオールド・トラッフォードに連れ戻す際、支払った移籍金はなんと1億500万ユーロ(約1649億ウォン/約170億円)。さらに、条件次第で最大500万ユーロ(約79億ウォン/約8億円)が追加されるという破格の契約を結んだのだ。

失策はポグバだけに留まらない。ジェイドン・サンチョ、アントニー、ロメル・ルカク、ラスムス・ホイルンドなど、天文学的な金額を投じて獲得した選手たちが期待通りのパフォーマンスを見せられず、クラブの補強戦略に対する批判の火は消えることがなかった。

さらに皮肉なことに、マンUを去った選手たちが新天地で大活躍を遂げるというケースも後を絶たなかった。ESPNは2025年にマンU出身の選手たちにスポットを当て、スコット・マクトミネイ、ロメル・ルカク、アントニー、マーカス・ラッシュフォードなどの事例を詳しく紹介している。特にマクトミネイはマンUを退団後、ナポリをリーグ優勝に導きセリエAのMVPを獲得。アントニーもまた、レアル・ベティスで素晴らしい活躍を披露した。

こうした背景から、マンUのサポーターの間では、今夏もまた巨額をドブに捨てるような選手補強を行い、同じ失敗の歴史を繰り返すのではないかという強い懸念が渦巻いていた。

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マンチェスター・ユナイテッドがカルロス・バレバを獲得した。マンU公式チャンネル

그러나 2026-2027シーズンを迎えるにあたり、マンUが見せた補強戦略は過去のものとは完全に一線を画していた。

マンUは昨シーズン、最大の弱点と指摘されていた中盤の補強に全力を注いだ。アストン・ヴィラからユーリ・ティーレマンスを、チェルシーからはアンドレイ・サントスをそれぞれ獲得。さらに、長年にわたりスカウティングを続けていたブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンのカルロス・バレバの獲得にも成功した。マンUはこの夏の市場だけで、中盤に実に3人もの実力者を加えたのだ。

一方の攻撃陣には、すでにブライアン・ムベウモ、マテウス・クーニャ、ベンヤミン・シェシュコといった強力なタレントが揃っていたため、無理な資金投入は避けた。こうしてマンUは、今夏の予算を中盤と攻撃陣へピンポイントに集中投資することを選択した。

とりわけバレバの獲得は、マンUの長期的なビジョンを色濃く反映している。バレバの獲得には、初期移籍金6500万ポンド(約1022億ウォン/約125億円)、ボーナスを含めると最大7000万ポンド(約1100億ウォン/約135億円)が投じられた。ティーレマンスやアンドレイ・サントスの獲得も含め、中盤への投資バランスを緻密にコントロールした形だ。

結局のところ、マンUがラウムの獲得を見送ったのも、これとまったく同じ文脈から説明ができる。

ラウムは即戦力として左サイドバックの課題をクリアできる一級品のタレントだが、すでに28歳となっている選手に対し、約3000万ポンドの移籍金と4〜5年の長期契約を約束してしまえば、将来的に本当に必要な優先度の高い選手を獲得する際の足かせになりかねない。これがクラブ首脳陣の冷徹な判断だった。ESPNは、クラブ内部がこの方針を、長期的な「基盤構築(土台作り)」の重要な一環として捉えていると伝えている。

「大成功!」マンUが180度激変 549億ウォンのオファーを何度も拒否した理由とは「今後のクラブ運営戦略に支障の懸念」
マイケル・キャリック マンチェスター・ユナイテッド監督。Sportsfile

もちろん、結果として喫緊の課題であった左サイドバックの補強を行えなかった事実は、今シーズンのマンUの明確な弱点として残る。現地イギリスのメディアやファンの間でも、このポジションをカバーできなかったことは今夏の移籍市場における最大の誤算として指摘されている。

しかし、すべてのポジションを目先の資金力で慌てて埋めることよりも、長期的なスカウティング計画を頑なに維持することの方が、クラブにとって重要であるという見方も十分に説得力を持つ。

かつてのマンUは、巨額の移籍金をドブに捨ててはチーム再建に失敗し、再び選手を安値で放出しては新たな高額選手を買い漁るという「負のスパイラル」を繰り返してきた。しかし今夏、クラブはその逆の決断を下したのだ。

今すぐに必要な左サイドバックを確保できなかったことは間違いなく痛手である。しかし、28歳のラウムに長期契約と3000万ポンドを費やすのを踏みとどまり、未来の「本当に必要なピース」のためにリソースを温存した今回の決断が、長期的にどのような果実をもたらすのか。今後のクラブの運命を左右する戦いに、大きな注目が集まっている。

マンUが今夏に見せたこの「冷静かつ慎重なアプローチ」が、悪名高き「創造的損失」の歴史に終止符を打つ真の出発点となるのか。新生レッドデビルズの歩みから、今後も目が離せない。

Grey

K-pop & Sports Content Editor

worked in Asia National News Media since 2019
7,400 articles publishedExpertise: kpop, 韓国芸能, world sports
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