サウジアラビアでの相次ぐ空港攻撃、国際スポーツ大会への深刻な影響が浮上

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空港襲撃でサウジアラビアのスポーツ界も非常事態…アジア杯やゴルフ大会の安全に懸念
10日、サウジアラビアのリヤド・キング・ハーリド国際空港が攻撃を受けた後、炎と煙が広がる中で避難する乗客たち。サウジアラビアメディア省・AP連合ニュース

国際スポーツ大会を揺るがす安全リスク

サウジアラビアを狙った相次ぐ攻撃により、現地で開催予定の国際スポーツ大会が次々と開催の危機に直面しています。ゴルフのアジアンツアーは11月のリヤド大会の開催可否について検討を始めており、サッカー界でも安全対策が最優先課題となるなど、波紋が広がっています。

ゴルフ界:アジアンツアー最終戦の行方

最も早く影響が表面化したのはゴルフ界です。アジアンツアーは13日、「現地の状況を注視している」とし、来る11月18日から21日までリヤド・ゴルフクラブで開催が予定されている「PIFサウジインターナショナル」の開催について、ゴルフ・サウジ側と協議中であることを明らかにしました。

同大会はアジアンツアーのシーズン最終戦という重要な位置付けですが、運営側は「大会の重要性以上に、選手や関係者の安全確保が最優先」との姿勢を強調しています。今後の日程変更の有無については、決定次第発表される見込みです。

治安悪化の背景と空港への攻撃

サウジアラビアでは、イエメンのフーシ派による軍事的攻撃が続いています。10日にはリヤドのキング・ハーリド国際空港が標的となり、13人が死亡、300人以上が負傷するという甚大な被害が発生しました。翌日も再び攻撃が続き、死傷者が出ています。こうした情勢を受け、一部の航空会社はサウジアラビア行きの便を欠航させるなど、物流と人の移動に大きな制限が生じています。

サッカー界への波及とAFCアジアカップへの懸念

サッカー界もこの事態の影響を避けては通れません。クリスティアーノ・ロナウド選手が所属するアル・ナスルは12日、リヤドでネフチ・フェルガナとのAFCチャンピオンズリーグ・エリートの試合を控えていました。しかし、サウジアラビア民間防衛隊による安全警報の発令を受け、キックオフが約1時間遅延するという事態が発生しました。試合自体はその後正常に行われ、アル・ナスルが3-1で勝利を収めましたが、現地の緊張感は高まっています。

さらに注目されているのが、2027年1月に開催予定のAFCアジアカップです。オーストラリアサッカー連盟は、専門のセキュリティチームによるリスク評価を継続的に実施していることを明かし、「大会準備において安全問題が最も核心となる」との見解を示しました。今大会の全8会場のうち5つが攻撃の発生したリヤドに集中しており、事態が長期化すれば代表チームの移動や宿泊、トレーニング環境に深刻な支障をきたす恐れがあります。

国家戦略と今後の見通し

近年、サウジアラビアは国家戦略としてサッカーやゴルフ、ボクシング、F1といった国際スポーツ大会の誘致に莫大な資金を投じ、グローバルなスポーツハブとしての地位確立を目指してきました。しかし、今回のような攻撃が長期化すれば、既存の計画はもちろん、今後予定されている主要大会の運営にも多大な負担がかかることは避けられません。

Grey

Grey

K-pop & Sports Content Editor

worked in Asia National News Media since 2019
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