「映画1本で町おこし」聖地・礼山(イェサン)が観光客で大パニック!現地は今どうなってる?

ミステリアスな貯水池の変身、楽しさを求めるツアー名所「サルモクジ」

スクリーンツアーの主人公、サルモクジ / 写真=韓国観光コンテンツラボ

最近、映画ファンの間で忠清南道礼山(イェサン)郡の「サルモクジ」が熱い注目を集めています。映画『サルモクジ』の舞台となった礼山郡新陽面のサルモクジは、霧が立ち込める陰鬱な雰囲気から、地元の人々の間だけで噂されていたミステリアスな場所でした。しかし、映画公開後、ここを訪れる人々が後を絶ちません。

おかげで、作品の舞台を直接確認して楽しむ「スクリーンツアー」の新たな聖地として急浮上しています。ホラーをテーマにしていますが、現場は「幽霊を捕まえに来た」という愉快な旅行者たちで溢れ、活気あふれる観光地へと変貌を遂げているサルモクジの魅力に迫ります。

サルモクジが巻き起こしたスクリーンツアーブーム

サルモクジの環境整備に乗り出した礼山郡 / 写真=礼山郡

スクリーンツアーとは、映画やドラマの撮影地を訪れて作品を直接体験する旅行スタイルを指します。礼山の小さな貯水池だったこの場所が注目される決定的なきっかけは、やはり同名のホラー映画です。映画の中で緊張感を最大化させた貯水池の風景が実際に礼山に存在するという事実が知れ渡り、映画を見た観客たちが「現場検証」のためにサルモクジへ集まり始めました。

映画の撮影地としてのサルモクジは、特有のひんやりとした雰囲気を見せてくれます。しかし、実際の訪問客は映画の中の恐怖に圧倒されるというよりは、自分が見たシーンがどこで撮影されたのかを探し出し、楽しんでいる様子です。礼山郡はこうした流れに合わせて、ここを単なる自然景観を超えたストーリーテリング型観光地へと発展させており、映画ファンに忘れられない思い出を届けるスクリーンツアーの核心コースとして定着しました。

幽霊ハンターの聖地

サルモクジの秋の風景 / 写真=礼山郡

最近のニュースやSNSを見ると、サルモクジに対する旅行者たちの態度が非常に興味深いです。以前のように怖がって足を引き返すのではなく、むしろ「幽霊に会いに来た」とか「心霊探査機を持ってきた」といった愉快な探検家たちが増えているからです。こうした現象は、恐怖というキーワードを一つのエンターテインメントとして消費する若い世代の旅行トレンドをよく表しています。

サルモクジ周辺では、カメラを持って貯水池の霧を収めようとする人々や、映画の主人公のポーズを真似して記念写真を撮る訪問者を簡単に見かけることができます。「怖いのではないかと心配していたけれど、来てみると人も多くてみんな楽しそうにしていて、お祭りのような雰囲気だ」という訪問客の感想が続いています。

このようにサルモクジは、奇妙な伝説が伝わる「陰」の場所から、誰もが訪れてスリルを楽しみ、楽しい思い出を作る「陽」のユニークな観光名所へと変貌を遂げています。

サルモクジの真の魅力

サルモクジのデッキロード / 写真=礼山郡

サルモクジそのものが持つ自然景観は素晴らしいものです。特に夜明けに貯水池の上に濃く立ち込める霧は、サルモクジをスクリーンツアーの名所にした立役者です。

こうした独特な地形のおかげで、映画撮影チームもここを選んだほど影響力が大きかったと言えます。霧が晴れて日差しが差し込むと、何事もなかったかのように平和な田舎の貯水池の風景に戻るのですが、このギャップの魅力が旅行者たちを惹きつけます。サルモクジの近くには「礼唐湖(イェダンホ)つり橋」や「修徳寺(スドクサ)」など、礼山の他の有名な観光地が車で遠くない場所にあります。礼山の日帰り連動コースを組むのにも非常に効率的です。

幽霊を捕まえにサルモクジに来て、礼山の美味しい魚粥(オジュク)や牛カルビを味わって帰ることもできます。礼山郡は今後もサルモクジ周辺の利便施設を拡充し、映画コンテンツと連携したプログラムを開発する計画だそうなので、これからさらに発展するスクリーンツアーの聖地としての姿が期待されます。

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