国内グルメ旅行におすすめの都市ベスト

最近では「食べるために旅に出る」という言葉があるほど、その地域の食事が重要視されています。国内グルメ旅行は、まさにこのようなスタイルにぴったりの旅の楽しみ方です。地域ごとに代表的な料理がしっかりと根付いており、その都市に行かなければ味わえない特別な味があります。本日は、食で有名な4つの都市と、その地域の代表メニューをまとめてご紹介します。
▲全州(チョンジュ)はビビンバと豆もやしクッパ、統営(トンヨン)は忠武(チュンム)キンパと牡蠣料理
▲釜山(プサン)はテジクッパ、春川(チュンチョン)はタッカルビとマッククス
▲都市ごとに訪問時期や食材の特性が異なるため、事前のチェックが必要
全州、ビビンバの本場

全州は山、海、川が近く食材が豊富で、それらを活かした食文化が古くから発達してきました。代表メニューは間違いなくビビンバです。豆もやしで炊いたご飯に、ユッケやファンポムク(緑豆寒天)など様々な具材をのせてコチュジャンで混ぜて食べますが、本場で食べると食材のバランスが絶妙だと高く評価されています。豆もやしクッパも全州が元祖として知られており、店ごとに調理法が少しずつ異なるため、食べ比べてみるのも楽しみの一つです。韓定食(ハンジョンシク)なら、おかずが20〜30種類並ぶ店も多く、一度の食事で様々な地域の味を堪能できます。
※ビビンバは箸を使って混ぜると、具材が固まらず均一に混ざります。スプーンよりも先に箸を使ってみることをおすすめします。
統営、牡蠣と忠武キンパの街

統営は南海に面した港町らしく、海鮮料理が発達しています。代表的な食べ物は忠武キンパで、具のない白いご飯のキンパに、大根キムチとイカの和え物を添えて食べるスタイルです。船で遠くまで漁に出ていた時代、暑い日でも傷みにくいように作られたのが始まりだと言われています。牡蠣料理も統営を代表するメニューで、牡蠣クッパ、牡蠣ご飯、牡蠣のチヂミなど様々な形で楽しめます。シラクククと呼ばれる干し菜っ葉のスープも、地元の人々に愛される二日酔い解消の定番です。国内グルメ旅行で、統営ほど牡蠣を美味しく食べられる場所は他にありません。
※牡蠣は旬である冬に訪れると、身がふっくらとしていて味が濃厚です。夏よりも冬の旅行をおすすめします。
釜山、テジクッパの本拠地

釜山は陸・海・空のグルメがバランスよく発達した都市です。その中でもテジクッパ(豚肉スープご飯)は、釜山を代表する料理として挙げられます。牛骨と豚骨を長時間煮込んだスープに茹で豚をのせて食べますが、店ごとにスープの濃度や臭みの処理方法が異なるため、路地ごとに常連客が分かれるほどです。ミルミョンも釜山では外せないメニューで、冷麺よりもコシのある麺が特徴です。アミの塩辛で味を調えるのが、釜山流のテジクッパの楽しみ方です。
※テジクッパの店ごとに付け合わせのニラキムチやアミの塩辛の比率が異なるため、初めての店ならまずはスープの味を確かめてから味付けすることをおすすめします。
春川、タッカルビとマッククスの組み合わせ

国内グルメ旅行の最後の都市、春川はタッカルビで有名な街です。コチュジャンベースのタレに漬け込んだ鶏肉を野菜と一緒に鉄板で炒めて食べますが、最後にシメとしてご飯を炒めて食べるまでが一つのコースとされています。タッカルビと常にセットで登場するのがマッククスです。そば粉の麺に甘辛いタレを絡めたマッククスは、ピリ辛のタッカルビの合間の口直しにぴったりです。両方のメニューを扱う店が多いため、移動することなく一箇所で楽しむことができます。
※タッカルビは最初はタレの味が強く感じられるので、野菜に火が通るまで待ってから食べると、より調和のとれた味わいになります。
国内グルメ旅行の魅力は、このように地域ごとに確かな代表メニューがあるという点です。観光地巡り中心の旅行に疲れたら、今回は食べ物を基準に都市を選んでみるのも一つの方法です。

