
今や誰も否定できない「ヨーロッパリーグ(UEL)の王」である。アストン・ヴィラのウナイ・エメリ監督によるUEL成功神話は、イングランド・プレミアリーグ(EPL)でも続いている。
アストン・ヴィラは21日、トルコ・イスタンブールのベシクタシュ・パークで行われたフライブルク(ドイツ)との2025~2026 UEL決勝戦で3-0の完勝を収め、頂点に立った。アストン・ヴィラがUELで優勝したのはクラブ史上初めてであり、欧州クラブ大会での優勝は1981~1982シーズンのチャンピオンズリーグ(UCL)の前身であるヨーロピアンカップ以来、44年ぶりとなる。
エメリ監督にとっても感慨深い優勝だ。今回の優勝で、エメリ監督はUEL通算5度目の優勝を果たした。エメリ監督以上にUEL優勝回数が多い監督は存在しない。
エメリ監督のUEL神話は、スペイン・プリメーラ・リーガのセビージャから始まった。エメリ監督は2013~2014シーズンから3シーズン連続でUEL優勝を導いた。UEL3連覇は前人未到の快挙だった。
その後、パリ・サンジェルマン(フランス)を経て2018年にアーセナル(イングランド)の監督に就任したエメリ監督は、2018~2019シーズンにアーセナルをUEL決勝へ導き、再びその手腕を証明したが、チェルシー(イングランド)に1-4で完敗し準優勝に終わった。UELで初めて味わう苦い経験だった。

2019~2020シーズン途中に成績不振で解任されたエメリ監督は、その後ビジャレアル(スペイン)の監督に就任し、2020~2021シーズンに再びUEL決勝へ進出。マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)を相手にPK戦の激闘の末に勝利し、再びUEL優勝トロフィーを手にした。
2022年11月にアストン・ヴィラと契約し、再びEPLに挑戦状を叩きつけたエメリ監督は、就任初年度に7位に入りアストン・ヴィラをヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)へ導いた。2023~2024シーズンには4位に押し上げ、UCLのチケットをもたらした。昨シーズンは6位でUEL進出を牽引し、ついに再び優勝の美酒を味わうこととなった。
エメリ監督は試合後、「常にUELには特別な感情を抱いている。我々は強くなり続けており、来年は再びUCLへ向かう。我々はさらなる高みを目指せるはずだ」と語った。



