
ドイツ・ブンデスリーガの伝統ある名門であり、かつて韓国代表MF具滋哲(ク・ジャチョル、引退)が活躍し、韓国のサッカーファンにも馴染み深いVfLヴォルフスブルクが、2部リーグへ降格するという衝撃的な事態に見舞われました。1部昇格以来、29シーズンにわたって一度も降格したことのなかった名門の沈没に、ドイツサッカー界は騒然としています。
ヴォルフスブルクは26日、ドイツのパーダーボルンのホーム、デリュックス・アレーナで行われた2025-2026ブンデスリーガ昇降格プレーオフ(PO)第2戦のアウェイ戦で、10人で戦うという悪条件の中、延長戦の激闘を繰り広げましたが、SCパーダーボルン(2部3位)に1-2で敗れました。21日にホームで行われた第1戦を0-0の引き分けで終えていたヴォルフスブルクは、合計スコア1-2で敗れ、来シーズンの2部リーグ(2.ブンデスリーガ)への降格が最終決定しました。一方、パーダーボルンは7年ぶりのブンデスリーガ昇格の喜びを味わいました。

ヴォルフスブルクの出だしは上々でした。勝利が絶対条件だったヴォルフスブルクは、試合開始わずか3分でゼナン・ペチノヴィッチが先制ゴールを決め、主導権を握りました。しかし、前半11分にDFヨアキム・メーレが警告累積で退場となり、急激に守勢に回りました。数的不利に陥ったヴォルフスブルクは、前半38分にパーダーボルンのフィリップ・ビルビヤに同点ゴールを許し、その後はGKカミル・グラバラの再三の好セーブで何とか持ちこたえ、試合を延長戦へと持ち込みました。しかし、延長前半10分、パーダーボルンのラウリン・クルダに痛恨のボレーシュートで決勝ゴールを決められ、ついに屈することとなりました。
ヴォルフスブルクの降格は、クラブ史上最も屈辱的な出来事です。世界的な自動車メーカー、フォルクスワーゲンの全面的な支援を受けるヴォルフスブルクは、1997年に初めて1部リーグに昇格して以来、29年間トップの舞台を守り続けてきました。2009年にはエディン・ジェコとグラフィッチを擁してブンデスリーガ優勝を果たし、2015年にはケヴィン・デ・ブライネの活躍によりポカール優勝とリーグ準優勝を達成した伝統の強豪です。過去2017年と2018年にも昇降格プレーオフに追い込まれる危機がありましたが、当時は残留に成功していました。しかし今シーズンは、ベテランMFクリスティアン・エリクセンを獲得するなど勝負に出たものの、シーズンを通して続いた深刻な攻守の不均衡を克服できず、昇降格POという残酷な罠にかかってしまいました。

韓国のファンにとっては、2011年から2014年まで代表チームの核心だった具滋哲が所属していたチームとして深い印象を残したクラブです。名門のプライドを傷つけられ、涙でシーズンを終えたヴォルフスブルクが、全面的なリビルディングを通じてわずか1シーズンで再びブンデスリーガの最高の舞台に復帰できるのか、注目されます。


