視聴率は一息つくもヒット街道驀進中…「ステータス画面」を装備した二等兵のレベルアップ挑戦

tvN月火ドラマ『炊事兵伝説になる』の視聴率が小幅に下落し、一息つく形となった。27日、視聴率調査機関ニールセンコリアによると、前日に放送された『炊事兵伝説になる』は7.3%(全国有料世帯基準)の視聴率を記録した。これは25日に放送された第5話の視聴率7.9%より0.6%p下落した数値だ。初回放送で5.8%からスタートし、着実に上昇傾向を続けていた中で直面した初めての下落である。

今回の小幅な下落にもかかわらず、本作は連日高い話題性と堅調な視聴率を記録し、熱いヒット街道を走っている。馴染みのない題材と引き込まれる展開で視聴者を魅了しているだけに、今後どのような成績を収め、10%の壁を越えられるのかに関心が集まっている。
「アランチーニおにぎり」の登場と新たな危機
前日の放送では、主人公のカン・ソンジェ(パク・ジフン扮)が過酷な訓練現場で平凡なおにぎりを「アランチーニおにぎり」へと再誕生させ、炊事兵としての力量を遺憾なく発揮した。放送終盤に公開された予告編では、頼もしい支えだったユン・ドンヒョン(イ・ホンネ扮)が休暇に出る姿が描かれ、緊張感を高めた。

ユン・ドンヒョンの不在で一人残されたカン・ソンジェは、先輩のキム・グァンチョル(カン・ハギョン扮)による集中的な嫌がらせの標的となってしまう。絶体絶命の状況の中、カン・ソンジェは「好感度最悪の兵士を仲間にしろ」という謎のミッションを受けることになる。果たしてカン・ソンジェが自分を苦しめるキム・グァンチョルとの悪縁をどのような方法で解き、危機をチャンスに変えることができるのか、視聴者の関心が高まっている。
1万5000人の特殊要員「炊事兵」の世界を描く
ドラマ『炊事兵伝説になる』は、二等兵カン・ソンジェが「伝説の炊事兵」へと生まれ変わる物語を描いたミリタリー・クックバン(料理番組)全盛期のドラマだ。毎年約30万人の若者が大韓民国を守るという名目のもと、兵役を履行する。銃を持ち、戦車を運転して最前線を守る強い戦士の日常もあるが、彼らとは少し違う場所で奮闘する1万5000人の特殊要員がいる。それが炊事兵だ。

週末もなく、誰よりも早く起きて誰よりも遅く勤務を終える炊事兵たちは、銃の代わりにオタマを手に取り、兵士たちの三食を責任を持って作る。軍隊において「チャンパプ(軍隊食)」は、単なる食事以上の意味を持つ。実際に第二次世界大戦当時、米軍の勝利に大きく貢献したのは強力な殺傷兵器ではなく、甘いアイスクリームだったという話があるほどだ。
兵士たちにとって美味しい食事は、一日の始まりと終わりを満たしてくれる活力源であり、士気を高める最も重要な資源だ。それゆえ、炊事兵が作る一食はそれ自体が重要な作戦であり、実戦訓練である。ドラマは、極限の状況が訪れても戦闘的に食事を準備する「真の男」炊事兵の熾烈な一日を深く掘り下げる。
軍隊料理の新世界、そしてMZ世代のオフィスドラマ
軍人たちの三食を支える炊事兵の物語であるだけに、料理の要素は断然圧巻だ。軍隊料理といえば思い浮かぶありきたりなメニューではなく、予測不可能な状況の中で作られる新しい料理の饗宴が繰り広げられる。視聴者に目と耳だけで料理の味を伝え、画面上で面白く描き出し、時には笑いを、時には感動を届ける。想像以上のビジュアルで食欲と好奇心を刺激し、視聴者を画面の前に引きつけている。

18ヶ月は人生で最も長い時間のように感じられる瞬間だ。完全に消し去りたい記憶でありながらも、ふとした瞬間に思い出してしまう愛憎の時間を経て、若者たちは多くのことを得て、失う。軍隊は最も原始的な自分を発見する場所だ。率直でリアルな軍生活の中で生まれる暗闘や政治的な駆け引きは、これまで聞き飽きた軍隊の話とは違う。MZ世代が経験している、全く新しくないようでいて完全に新しい「ミリタリー・オフィスドラマ」の真髄を見せてくれる。
「関心兵士」カン・ソンジェ、オタマを手に伝説へ向かう
劇中、パク・ジフンが演じるカン・ソンジェは、第29師団第60連隊第1大隊第4中隊カンリム小哨に転入してきた二等兵だ。赤ちゃんの頃の選び取り(トルチャビ)でビュッフェのシェフの帽子を奪い取り、シェフを夢見た父親が作ってくれた料理は天下一品だったが、ソンジェにとって料理が夢だったことは一度もなかった。どんなに美味しい料理でも、貧しさを乗り越える力にはならなかったからだ。大学を諦め、昼は肉体労働、夜はコンビニのアルバイトをして父親の仕事を助けていた優しい青年だったが、世間は残酷だった。父親が突然の事故でこの世を去り、一家の主としての責任を負うことになったソンジェに、入営通知書が届いた。ソンジェは「どうせ軍生活をするなら最善を尽くして真の男になって帰ってくる」という誓いを立てて入隊した。

誰よりも熱心に訓練所生活を送り、カンリム小哨に配属されたが、厳しい家庭環境や父親の死などの事情により「関心兵士(要注意兵士)」の烙印を押されてしまう。先輩たちの冷ややかな視線の中、追い打ちをかけるように幻聴とともに目の前に奇妙なウィンドウが見え始める。
どこにも頼る場所がなかったソンジェは、炊事兵への転職クエストを受諾し、「料理人の目」というスキルを得ることになる。素早い動きと計算能力で副食倉庫の整理を成功させたソンジェは、レベルアップするたびにより多くのスキルを使い、瞬く間に兵士食堂のエースへと生まれ変わる。料理への楽しさを感じ、人生を変える希望を抱くが、軍隊で注目されることは危険なことだった。二等兵が褒賞を総なめにすることを目の敵にする先輩たち、ソンジェの腕前を利用して昇進しようとする将校たち。その中に隠された黒い秘密が暴かれ、軍生活の難易度は極悪へと突き進む。

「軍生活は中くらいでいい」という順応の法則を拒否し、カン・ソンジェは小銃と防弾ヘルメットの代わりにオタマと調理帽を身につけ、自分なりの方法で伝説になるべく歩みを進めている。たとえ今回の放送回で視聴率が少し足踏みしたとしても、連日溢れる高い話題性が証明するように、ソンジェの本格的なレベルアップ展開がテレビドラマ界のヒット旋風を巻き起こすものとして関心を集めている。

