
初戦で優れた決定力を見せ、得点王争いを繰り広げると思われたイングランドの「ゴールハンター」ハリー・ケイン(バイエルン・ミュンヘン)が、ガーナを相手に決定的なチャンスを逃すなど不振なプレーを見せ、沈黙した。イングランドもガーナの密集守備に苦戦した末、失望の引き分けに終わった。
ケインは24日、米マサチューセッツ州ボストン・スタジアムで行われたガーナとの2026国際サッカー連盟(FIFA)北中米ワールドカップ・グループステージL組第2戦に先発出場し、フル出場したが無得点に終わった。イングランドはシュートを18本も放ったものの、枠内シュートはわずか4本にとどまるなど空回りし、シュート2本を記録したガーナと0-0で引き分けた。
イングランドとガーナは共に1勝1分け(勝ち点4)を記録し、得失点差で上回るイングランドが首位をキープした。両チームはグループステージ最終戦で引き分けるだけで、32強進出が確定する。
クロアチアとの第1戦で2ゴールを挙げたケインは、リオネル・メッシ(インテル・マイアミ)、キリアン・エムバペ(パリ・サンジェルマン)、アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)と共に、大会得点王の有力候補に浮上するかに見えた。しかし、メッシ、エムバペ、ハーランドがグループステージ第2戦でも2ゴールずつ決めて突き放したのに対し、ケインはこの日無得点に終わり、レースから一歩後退した。
特に、試合終盤に決定的なチャンスを逃したことが痛恨だった。

後半42分、ブカヨ・サカ(アーセナル)がペナルティエリアの右角から放った左足シュートはGKの好セーブに阻まれ、続く攻撃でニコ・オライリー(マンチェスター・シティ)がゴール前で試みたヘディングシュートはクロスバーを叩いた。しかし、跳ね返ったボールがゴール前で待っていたケインの足元に転がった。ケインはこれを渾身のハーフボレーで合わせたが、シュートがミートせずボールは空高く舞い上がってしまった。
ケインは後半24分、ペナルティエリア外正面から左足シュートを放ったがGKの正面を突き、これがこの日ケインが記録した「唯一」の枠内シュートだった。
一方的に攻め立てながらも勝ち点3を獲得できなかったケインは、自らを責めた。ケインは試合後のBBCとのインタビューで「簡単に勝てる試合だった」とし、「チャンスが来るのを待っていたが、インパクトの瞬間にボールの上をしっかり押さえつけることができなかった」と失点シーンを振り返った。その上で「ああいう状況ではほとんど決める自信があるが、どうしようもないこともある」とし、「ストライカーとして長くプレーしてきたので、すべてのシュートが入るわけではないことは分かっている。受け入れなければならない」と自責の念を語った。
ただし、イングランドの32強進出については楽観視した。ケインは「我々は依然として良い位置にいる。次はパナマ戦だが、メジャー大会はグループステージとトーナメントを別々に考えるべきだ。最後の試合に勝利してグループ1位で通過したい」と語った。



