
激闘を終えた後、クリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)をはじめとするポルトガル代表の選手たちが真っ先に思い浮かべたのは、故ディオゴ・ジョタのことだった。
ポルトガルは3日、カナダのトロント・スタジアムで行われたクロアチアとの2026 FIFA北中米ワールドカップ決勝トーナメント1回戦(32強)で2-1の逆転勝利を収め、ベスト16進出を果たした。
この日の試合後、ポルトガルの選手たちは誰からともなくグラウンドに集まった。そしてロナウドが背番号21番のジョタのユニフォームを掲げた後、そのユニフォームを身にまとった。
クロアチア戦が行われたこの日は、ジョタがこの世を去ってからちょうど1年となる日だった。ジョタは昨年7月3日、ポルトガル北部から車でスペインのサンタンデールへ向かう途中、追い越し時にタイヤがパンクして道路を逸脱し、車両火災が発生。28歳という若さでこの世を去った。

ジョタは代表チームで国際Aマッチ49試合に出場し、14ゴールを挙げた中心メンバーだった。2022年のカタール・ワールドカップでは本大会を前に大きな怪我を負い出場が叶わなかったが、もし生きていれば今回の北中米ワールドカップには必ず参加していたであろう選手だった。
ポルトガル代表は今大会を通じて、常にジョタと共に戦っている。ロベルト・マルティネス監督は「我々の光」という言葉と共にジョタを代表チームの「名誉メンバー」として残しており、ジョタの親友だったルベン・ネヴェス(アル・ヒラル)は、ジョタが代表で背負っていた背番号21番を自ら着用している。ルイス・モンテネグロ首相は今大会を前に、選手団全員にジョタの名前が刻まれたリストバンドを贈った。
この日、貴重な同点PKを決めたロナウドは試合後、「今日が一周忌であることは知っていた。本当に特別な日だ」とし、「今日は我々にとって大きな意味があった。単に試合に勝ったからではなく、ジョタが我々と一緒にいることを感じられたからだ」と心境を明かした。さらに「今日の勝利は、ジョタを称える最高の形だった」と付け加えた。
この日、決勝ゴールを決めたゴンサロ・ラモス(ACミラン)もジョタを追悼した。ラモスは「我々は毎日ジョタについて話している。彼は我々に力を与えてくれる」と語った。



