
米メジャーリーグのスーパースター、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)の直筆サインカードが、歴史的な金額で取引されたことが大きな話題を呼んでいる。
米国の有名トレーディングカードブランド「トップス(Topps)」は31日、フロリダ州のコレクターが世界に1枚しか発行されていない大谷の直筆サインカードを引き当てたと伝えた。今回のカードは、ナショナル・リーグMVPを連続受賞した2024・2025シーズンに大谷が実際に着用したユニフォームのゴールド・ロゴマンパッチ2つが埋め込まれた、超希少なトップスのクローム・ベースボールカードだ。ここには、ファン垂涎の大谷の英語と日本語のサインが2つ並んで記されている。
このニュースが流れるやいなや、喉から手が出るほど欲しいと願う世界中のコレクターたちによって、トレーディング市場は激しい過熱ぶりを見せた。オークションの開始価格の時点で既に650万ドル(約93億円)という驚異的な金額に達していた。さらには、ある香港のトレーディングカード会社が1000万ドル(約143億5000万円)を提示し、先制的に公開買い付けを行う異例の意向を示すなど、まさに熾烈な争奪戦となった。
そしてついに、その勝者が明らかになった。プレミアムカードコレクターのマシュー・アレン氏が自身のSNSを通じて「この完璧なまでの傑作を手に入れることができて、この上なく嬉しい」と喜びを爆発させ、自身が1000万ドル以上を投じてこのカードを落札したことを公表したのだ。アレン氏が運営するトレーディングカード投資会社「セキュア・コレクタブルズ」は、昨年のオークションでもアッパーデック社が1枚限定で発行した2007~2008シーズンのマイケル・ジョーダンとコービー・ブライアントによる「デュアル・ロゴマン・サインカード」を1290万ドル(約185億円)で購入したという伝説的な実績を持つ。これはトレーディングカード史上最高額の記録であるが、今回の大谷のカードは、それに次ぐ歴代3位という驚くべきランクに躍り出ることとなった。ちなみに2位は、2022年8月に1260万ドル(約180億円)で落札された、1952年発行のトップスのミッキー・マントル・カードである。
なお、スポーツ収集品全体の中で現在までの最高額は、ベーブ・ルースが1932年のワールドシリーズで着用した「予告ホームラン」ユニフォームで、その落札額は2412万ドル(約346億円)にものぼる。
大谷がメジャーリーグで絶対的なスーパースターとしての地位を不動のものにしたことで、スポーツコレクターたちの間でのその価値は右肩上がりに高騰し続けている。昨年のオークションでも、大谷のサインが入ったトップス・クローム・ベースボールのゴールドマン・カードが300万ドル(約43億円)で落札されており、今年初めには、大谷とジャッジのサインが入ったゴールド・ロゴマン・カードが216万ドル(約30億円)で取引されるなど、彼の名前が付くだけで市場の常識を覆す価格がつく現状となっている。


