
米プロ野球メジャーリーグ(MLB)が、試合中のダグアウトにおけるタブレットPCを通じた人工知能(AI)機能の活用を事実上禁止しました。
ジ・アスレチックは17日、このような内容が盛り込まれたMLB事務局の文書を入手したと報じました。
同メディアは「多くの球団がタブレットPCの本来の用途を超え、選手交代や投球指示、選手やコーチが伝統的に下してきた様々な決定に対する推奨などを行うためのカスタマイズされたアプリをインストールしている」と伝えました。今後は、このようなアプリの使用が禁止されます。
複数の球団のコーチングスタッフやフロントなどは、球団が試合情報をタブレットPCに入力すれば、生成AIモデルが次の投球を予測したり、次の投球を推奨したりする形で技術的なサポートを受けられると口を揃えました。投球選択や選手交代といった決定が技術に取って代わられる可能性があるため、業界内では懸念の声が絶えませんでした。実際に少なくとも6球団がこのような方法で投球の提案を受け、それを実際の試合で活用していたことが確認されています。
今後、各球団は試合開始前に相手チームの守備位置選定や選手の傾向などに関する情報をタブレットPCを通じて確認することはできますが、アップロードされたすべての情報は最終的にMLBの審査対象となります。
ただし、MLBの独自調査の結果、球団がAI機能を使ってサイン盗みのような禁止行為を行った事例は摘発されていません。それでも、こうした状況を事前に防ぐためにも今回の規制が必要だったという声が上がっています。ある球団の高位関係者は「不正行為が深刻化する前に防がなければならない」と述べました。
MLB事務局が各球団に通知した新しい規定は、リーグ後半戦が始まったこの日に発効し、1ヶ月以上の適応期間が設けられました。


