

「サッカーの神」リオネル・メッシ(アルゼンチン)が、19年前に自ら沐浴させたラミン・ヤマル(スペイン)とワールドカップ決勝で対戦することになった心境を語った。
メッシが主将を務めるアルゼンチン代表は、ヤマルを擁するスペイン代表と、来る20日にニューヨークのニュージャージー・スタジアムで2026 FIFA北中米ワールドカップの運命の決勝戦を行う。この一発勝負の勝者がワールドカップ優勝を手にすることになる。
決勝戦を2日後に控えた18日、メッシは米ニューヨークのジャビッツ・センターで開催された「ファナティクス・フェスト」に参加した。
通常、ワールドカップでは試合前にスタジアムで記者会見が行われるのが一般的だが、今回の決勝戦を前にしては、開催地で米スポーツ用品販売大手ファナティクスが主催したイベントに各チームの監督と選手代表が参加し、試合への意気込みなどを語った。通常、記者会見は取材陣にのみ公開されるが、このイベントは会場に集まったファンも観覧することができた。
この場にはテニスのレジェンド、ノバク・ジョコビッチやNFLの伝説的クォーターバック、トム・ブレイディなど他競技のスターたちも同席し、メッシに直接質問を投げかける場面もあった。

ブレイディは、最近改めて話題となっているメッシとラミン・ヤマルが写った「沐浴写真」について尋ねた。
この写真は、2007年にメッシが当時所属していたFCバルセロナ(スペイン)のチャリティーカレンダー撮影の際、ある赤ちゃんを沐浴させているシーンを収めたもので、その赤ちゃんこそが現在スペイン代表とバルセロナの核心として成長したヤマルである。
メッシは「あの写真は本当に信じがたいものだ。当時は赤ちゃんだったヤマルと、今こうして二人でワールドカップ優勝をかけて戦うことになるとは。人生とはそういうものなのだろう」と感慨深げに語った。
続いてメッシは「ヤマルは世界最高の選手の一人だ。彼には本当に幸運が訪れることを願っている。なぜなら、ラミン・ヤマルの成功は、そのままバルセロナにとって良いことにつながるからだ」とヤマルの幸運を祈った。
また、「ラミンは私が愛するFCバルセロナでプレーしているため、ずっと見守ってきた。19歳にしてすでにサッカー界を代表する選手だ。まだ若いが、歴史的な偉業を成し遂げるチャンスを掴んでいる」とヤマルのキャリアを称賛した。

しかし、メッシはワールドカップ優勝を譲るつもりはない。メッシは「彼がチャンスを掴んだことは確かだ。だが、今回ばかりは我々がそうさせないよう全力を尽くすつもりだ」と付け加えた。
一方、アルゼンチン代表のリオネル・スカローニ監督は「メッシは歴史的な人物であり、レジェンドだ。メッシと共にいられることに感謝しなければならない」とし、「決勝戦は素晴らしいショーになるだろう」と期待感を示した。
アルゼンチンのGKエミリアーノ・マルティネスは「選手たちとコーチ陣は、母国に幸せをもたらすために毎日懸命に努力している。メッシと共に、チーム全体が全力を尽くしてワールドカップのトロフィーを祖国に持ち帰り、国民と共に祝いたい」と語った。
スペイン代表の主将ロドリは「メッシが選手として見せてきたものや、アルゼンチンにとって彼がどのような意味を持つのかについて、説明する必要はないだろう。彼は私にとって史上最高の選手だ」と述べた。
スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督は「メッシは唯一無二の選手だ。特にこの年齢でワールドカップで見せる素晴らしい姿は、若い選手たちの手本となる」とし、決勝での対決については「(メッシに対して)マンツーマンで守ることはしないが、警戒を緩めず、特別な注意を払わなければならない」と強調した。


