
イングランド・プレミアリーグ(EPL)の移籍金記録がまたも塗り替えられた。今夏、大きな注目を集めていたアストン・ヴィラからチェルシーへの電撃移籍を果たしたのは、若き才能MFモーガン・ロジャーズ(23)だ。
チェルシーとアストン・ヴィラは22日、両クラブ間でのロジャーズの移籍が完了したことを正式に発表した。チェルシーとロジャーズの契約期間は2033年までの長期契約となっている。移籍金の詳細は非公開ながら、英スカイスポーツなどの現地メディアによると、その額は1億1700万ポンド(約260億円相当)に達するという。
今回の移籍金は、今月初めにマンチェスター・シティがノッティンガム・フォレストからエリオット・アンダーソンを獲得した際に支払った1億1600万ポンドを上回り、イングランド人選手としての史上最高額を記録した。なお、チェルシーのこれまでの最高額は2023年にモイセス・カイセドを獲得した際の1億1500万ポンドであり、EPL全体での史上最高額は2025年9月にリヴァプールがアレクサンデル・イサクを獲得した際の1億2500万ポンドとなっている。

ロジャーズは今回の移籍に際し、「チェルシーはロンドン最高のクラブであり、幼い頃からずっと憧れ続けてきたチームです」と胸の内を明かした。さらに、「新しい監督やチームメイト、そしてクラブが目指す明確なビジョンを見て、加入を決断しました。一日も早く新しい環境でプレーしたいです」と力強く語った。
サイドのアタッカーと攻撃的MFを高いレベルでこなすロジャーズは、2024年にミドルズブラからアストン・ヴィラへ加入して以降、その才能を遺憾なく発揮してきた。通算125試合で31ゴールという数字を叩き出し、昨シーズンも公式戦55試合で14ゴール12アシストと圧倒的なスタッツを残している。
特に、2025-2026シーズンのUEFAヨーロッパリーグ(UEL)決勝では、フライブルクを相手にゴールを決め、アストン・ヴィラの3-0の勝利と44年ぶりとなる欧州大会制覇の立役者となった。また、2026北中米ワールドカップでもイングランド代表として8試合中7試合に出場し、チームの3位入賞に大きく貢献した。
なお、当初はアーセナルもロジャーズの獲得を熱望し交渉を続けていたが、アストン・ヴィラとの金額面での折り合いがつかず、惜しくも獲得は見送られた。アーセナルは現在、代替案としてパリ・サンジェルマンのブラッドリー・バルコラなどの獲得を検討しているという。



