
メジャーリーグ(MLB)ワールドシリーズ(WS)で連覇を果たしたロサンゼルス・ドジャースの選手団が、ドナルド・トランプ米大統領からの招待を受け、24日にホワイトハウスを訪問しました。トランプ大統領は「昨年に続き、再びホワイトハウスへようこそ!」と歓迎し、「来年もまたここで会えることを願っているよ」と温かい言葉を投げかけました。
2024年のワールドシリーズ王者であるドジャースは、2025年のワールドシリーズでもトロント・ブルージェイズを4勝3敗の激闘の末に下し、見事に2年連続で頂点に君臨。MLB公式サイト(MLB.com)は「ドジャース球団からトランプ大統領へ、特別に制作されたワールドシリーズ優勝記念リングと、背番号『47』が刻まれた特製ユニフォームが贈呈され、トランプ大統領からは選手団に記念コインが手渡された」と報じています。
なお、贈呈されたユニフォームの背番号「47」は、トランプ氏がアメリカ合衆国の第47代大統領であることを意味しています。この日の祝賀行事には、デーブ・ロバーツ監督をはじめ、主力選手たちのほとんどが出席。昨シーズン限りで現役を退いたドジャースのレジェンド、クレイトン・カーショウ氏も同行しました。
トランプ大統領がカーショウ氏に対し「チームから要請があれば、またピッチャーとして復帰できるんじゃないか?」と問いかけると、カーショウ氏は笑顔で首を横に振りました。これを見たトランプ大統領は「賢い選択だね」と冗談めかして返し、会場の笑いを誘いました。
また、トランプ大統領はドジャースが誇る日本の誇り、絶対的な看板スターである大谷翔平選手と、エースとして君臨する山本由伸投手についても熱く言及しました。
“リアル二刀流”大谷選手に対し、トランプ大統領は「(あのMLB伝説の)ベーブ・ルースに極めて近づいている、驚異的な選手だ」と最大級の賛辞を送り、山本投手についても「ワールドシリーズで信じられないほど素晴らしいピッチングを見せてくれた」と絶賛。さらに、大谷選手と山本投手を交互に指差しつつ、「一体、どちらの方がより優れたピッチャーなんだい?」と尋ね、お茶目な質問で場を盛り上げる場面もありました。
一方で、この日のホワイトハウス訪問には主力外野手のムーキー・ベッツ選手が欠席しました。ベッツ選手は「せっかくの休日に、他人を喜ばせるためだけに無理をしたくない。家族との時間を最優先にしたいんだ」と不参加の理由を明かしています。また、人気ユーティリティープレイヤーのキケ・ヘルナンデス選手も姿を見せませんでした。プエルトリコ出身である彼は、昨年SNS上でアメリカ移民・関税執行局(ICE)の取り締まり活動に対し抗議の声をあげた経緯があります。しかし、地元紙『オレンジカウンティ・レジスター』は「ヘルナンデスの欠席は政治的な理由というよりも、現在のコンディションによるものだ。彼は脇腹の負傷により、現在はマイナーリーグでリハビリを行っている最中だ」と伝えています。
メジャーリーグ優勝チームによるホワイトハウス表敬訪問は、1869年に当時のユリシーズ・グラント大統領がシンシナティ・レッドストッキングスを招いたことから始まった、歴史ある伝統となっています。


