
カーボベルデ代表チームの守護神、ボジーニャ(40)が、チリの名門クラブであるコロコロにて、登録名およびユニフォームの背ネームに愛称である「ボジーニャ(Vozinha)」を使用してプレーすることが認められた。
英BBCの6日の報道によると、チリサッカー協会(ANFP)は、ボジーニャのユニフォームに本名ではなく愛称を記すことを、特例として承認したという。
ボジーニャは先日、コロコロとの間で6ヶ月の契約を締結した。チリリーグの規定では、ユニフォームの背ネームには本名を使用することが原則とされており、愛称やニックネームの表記は禁じられている。なお、ボジーニャの本名はジョシマール・ジョゼ・エヴォラ・ディアス(Josimar Jose Evora Dias)である。
今回、コロコロ側が協会に対して例外適用の申請を行い、これが認められたことで、彼はこれまで通り慣れ親しんだ名前で公式戦に出場できることとなった。ポルトガル語で「小さなおばあちゃん」を意味するこの愛称は、彼が選手生活を通じてずっと大切にしてきた呼称だ。
ボジーニャは「一生を共にしてきた名前です」と語り、「カーボベルデにおいてこの名前は特別な意味を持ちます。今では世界中のファンにも知ってもらうことができました。天国へ旅立った祖母への捧げ物として、現役を引退するその日まで使い続けたいと思っています」と想いを明かした。
ボジーニャは2026北中米ワールドカップでカーボベルデの躍進を支え、世界中の注目を一身に浴びた。グループステージでは強豪スペインを相手にクリーンシートを達成し、カーボベルデにワールドカップ初となる勝ち点をもたらした。さらにベスト32では、準優勝を果たしたアルゼンチンを延長戦まで追い詰める激闘を演出。大会ベスト11にも選出され、彼にちなんで新種のウミウシが命名されるといった逸話まで生まれた。
ワールドカップでの目覚ましい活躍を受け、ボジーニャのインスタグラムのフォロワー数は、約5万人から一気に3000万人近くまで激増した。
これまでスロバキア、アンゴラ、モルドバ、キプロス、ポルトガルなど数々の国でキャリアを積んできた彼は、今回のコロコロ入団を自身のクラブ史上「最高の瞬間」と位置付けている。
ボジーニャは「多くのオファーをいただきましたが、コロコロが最優先でした」と強調し、「ワールドカップは間違いなく最高の経験でしたが、それはもう過去の話です。歴史ある名門クラブであるコロコロのエンブレムを背負うことこそが、私のクラブキャリアにおけるハイライトです」と、新たな挑戦への決意を語った。


