
「ペップ・グアルディオラ時代」を終え、エンツォ・マレスカ監督体制で新たなスタートを切ったイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(以下マンC)の練習場に、一風変わった変化が訪れた。
米スポーツ専門チャンネルESPNは8日、「マンCがUEFAチャンピオンズリーグのポルト戦を控えて公開した練習で、選手たちが大音量の音楽をバックにトレーニングをこなした」と報じた。
これは今シーズン、グアルディオラの後任としてマンCの指揮を執ることになったマレスカ監督が新たに導入した手法だ。マレスカ監督は「レスター・シティやチェルシーでも行っていたことで、ここにも導入した」とし、「選手たちが音楽と一緒にいればより幸せを感じ、より良いトレーニングができると考えている。それだけのことだ」と説明した。
ただし、選曲まで監督が直接行っているわけではない。どの音楽を流すか自分で決めるのかという質問に対し、マレスカ監督は「いいえ。選手たちが決めている」と答え、「私が選ぶなら別の曲にするだろう」と笑いながら答えた。
選手たちの反応も肯定的だ。マンCのDFマテウス・ヌネスは「良いことだ。ダメな理由があるか?」とし、「選手全員がDJになりたがっている」と語った。

マンCに音楽を持ち込んだマレスカ監督は、試合においても順調に自身のカラーを染め上げている。マンCは今シーズンのイングランド・プレミアリーグ(EPL)開幕後、3連勝を飾り首位に立っている。
いよいよマレスカ監督は、マンCの指揮官として初めてチャンピオンズリーグの舞台に立つ。マンCは9日、ポルトガルのポルトにあるエスタディオ・ド・ドラガオンでFCポルトとチャンピオンズリーグの試合を行う。マンCは2023年にインテルを破り、クラブ史上初めて欧州の頂点に立ち、今シーズン2度目のチャンピオンズリーグ優勝を狙う。
ポルトはマンCにとって悔しい記憶が残る場所でもある。グアルディオラ監督が率いていたマンCは、2021年にポルトで開催されたチャンピオンズリーグ決勝でチェルシーに敗れ、準優勝に終わった。
再びポルトを訪れたマンCに対する期待について、マレスカ監督は「マンCであれば、期待値は常に高い」と認めた。その一方で、「私は一日一日に集中する方が好きだ。2月や3月、4月に我々がどこにいるかを期待するのは非常に複雑なこと」とし、「最も重要なのは、試合ごとに我々が成長していることを確認することだ」と、遠い未来の優勝よりも、まずはチームの現状に集中する意向を示した。



