
サッカー発展基金の大幅増額計画
国際サッカー連盟(FIFA)は、今後4年間で世界各国のサッカー発展を促進するため、総額63億5000万ドル(約9兆ウォン)規模の基金を造成する方針を固めました。AP通信など各メディアの報道によると、FIFAは211の加盟協会および大陸連盟に対し、従来を大きく上回る資金支援を行う新計画を策定しました。
この計画の要は、加盟協会に対する支援額の引き上げです。当初、4年間で各協会あたり1000万ドルを想定していた支援額を、2500万ドル(約350億ウォン)まで増額する案が含まれています。また、6つの大陸連盟にはそれぞれ9900万ドルが配分される予定です。
財政的成功と資金源の確保
今回の財源は、FIFAが蓄積してきた積立金から捻出されます。FIFAは2026年の北中米ワールドカップによる収益を見込んでおり、2022年から2026年までの期間における総収入は約150億ドルに達すると予測しています。このうち35億ドル以上をサッカー発展のために追加投入する方針です。
ジャンニ・インファンティーノ会長は先月28日、各大陸連盟会長宛の書簡で、「FIFAの財政的成功は、サッカー界全体と211の加盟協会の利益のために活用されるべきだという点において、幅広い合意が形成されている」と強調しました。
次期会長選と欧州側の動向
この大胆な支援策の発表は、来年に予定されているFIFA会長選挙を控えたタイミングで行われました。インファンティーノ会長は連任を目指していますが、欧州サッカー連盟(UEFA)を中心に同氏の運営手法に対する批判の声も上がっています。
UEFA側は、過去のワールドカップ関連の民間投資計画や財政運営の不透明さを指摘しており、独自の対抗馬を模索する動きを見せています。特に今年8月には、ワールドカップ事業の売却プロセスにおける管理不備を問題視し、スイスでの刑事告発を検討しているとの報道もありました。当時議論を呼んだ当該計画については、FIFAが公表からわずか数日で撤回するという経緯があります。
今後のスケジュール
今回発表されたFIFAの新たな発展基金案は、次回のFIFA評議会での議論を経て、来年3月に開催される総会で最終承認される見通しです。なお、注目のFIFA会長選挙は、同月18日にモロッコのラバトで開催される予定となっており、加盟協会への支援強化が選挙戦にどのような影響を与えるのか、各方面から関心が寄せられています。


