
圧倒的支配率も攻撃は停滞
アーセナルがもどかしい攻撃展開の中、最終的に勝利を手にした。試合を通してノッティンガム・フォレストの密集守備に阻まれ、なかなか打開策を見出せなかったが、後半から交代出場したノニ・マドゥエケが決勝ゴールを決め、貴重な勝ち点3を獲得した。試合内容に対する課題は残ったものの、難しいアウェイの地で結果を出す勝負強さを見せつけた。
アーセナルは18日、イギリス・ノッティンガムのシティ・グラウンドで行われた2026-2027 イングランド・プレミアリーグ(EPL)第7節のアウェイ戦で、ノッティンガムを1-0で下した。後半35分にマドゥエケが決勝ゴールを記録。リーグ2位のアーセナルはこれで勝ち点18に到達し、首位マンチェスター・シティとの勝ち点差3を維持している。
堅守に阻まれた前半戦
勝利は収めたものの、攻撃の連動性はスムーズではなかった。アーセナルはポゼッション率で74対26と圧倒的な優位に立ちながらも、フォレストの守備網を効果的に揺さぶることができなかった。シュート数では9対14と下回り、枠内シュートは試合を通じてわずか1本にとどまった。
オリバー・グラスナー監督率いるノッティンガムは、5-4-1の布陣で守備の間隔を狭く保ち、アーセナルの中央への侵入を遮断した。アーセナルは前半、枠内シュートを1本も記録できず、相手守備を崩す鋭いパスや工夫に欠ける展開となった。

交代策が的中し値千金の決勝弾
後半に入っても、停滞した流れは簡単には変わらなかった。ミケル・アルテタ監督はハーフタイムを経て、後半からマドゥエケを投入し攻撃に変化を加えた。マドゥエケは後半35分、デクラン・ライスのパスを受けた後、DFをかわしてシュートを敢行。ボールはDFジャイル・クーニャに当たってコースが変わり、ゴールネットを揺らした。アーセナルのこの日唯一の枠内シュートが決勝ゴールにつながった瞬間だった。その後、ノッティンガムの反撃を凌ぎきり、アーセナルが白星を挙げた。
アルテタ監督は試合後のインタビューで、「相手は組織力に優れ、非常によく準備されたチームだ。我々は忍耐強くあるべきであり、チャンスが来た時には決定力を見せなければならなかった」と振り返った。また、「試合が長引くほど相手は自信を得る。我々には試合を動かせるタイプの異なる選手が揃っており、状況に合わせて対応できた」と選手層の厚さを評価した。
マドゥエケは「昨シーズンなら、このような試合では勝てなかったかもしれない。今はチームの信頼と精神力がより強固になった」とし、「先発か交代かに関わらず、チームに影響を与えることが重要だ。ゴールも嬉しいが、勝利そのものが何よりの喜び」と語った。

浮き彫りとなる攻撃の決定力不足
一方で、攻撃の停滞はシーズン序盤からの課題となっている。アーセナルはリーグ7試合で11ゴールにとどまっており、これは上位6チームの中で2番目に少ない数字である。11ゴールのうち8ゴールが後半に集中している点は、終盤の集中力とサブメンバーの貢献度を示す一方で、序盤から相手を崩し主導権を握る攻撃力にはまだ改善の余地があることを示唆している。
アーセナルは今後、UEFAチャンピオンズリーグでのアウェイ戦を控えており、22日には強豪バイエルン・ミュンヘンとの対戦が予定されている。


