俳優ファン・ジョンミンの私生活疑惑、「ストーキング」か「搾取」か…法廷で争われる“非対称な関係”の行方

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俳優ファン・ジョンミンの私生活疑惑、「ストーキング」か「搾取」か…法廷で争われる“非対称な関係”の行方

俳優ファン・ジョンミン(55)をめぐる私生活疑惑がオンライン上で拡散し、双方の鋭い真実合戦が続いている。40代の女性A氏がファン・ジョンミンとの私的な交流や通話録音・メッセージなどを公開したことが発端となり、ファン・ジョンミン側はA氏を「ストーキング犯罪の被疑者」と規定して法的対応に乗り出す一方、A氏は「権力の非対称性による搾取の被害者」と反論し、激しく対立している。

① 事件の発端と初期対応(2023年~2024年)

二人は2023年7月、映画の試写会でファンと俳優として初めて出会った。A氏は、ファン・ジョンミンから先に連絡が来たことで私的な交流が始まったと主張し、同氏が送った「初デートなのに家まで送ってあげなきゃね」「抱きしめたい」「すごくドキドキする」「君のカカオトークのトップ画面がすごく可愛かった」などのメッセージを公開した。A氏は「当時、ファン・ジョンミンは私に『もう共同経営者であり知人だ』『もうファンとしては接しないでほしい』とはっきり言ってきたので、私はそれに従ってファンとしての活動をやめた」と述べている。これに対しファン・ジョンミン側は、「ファンに対する過度な好意と軽い事業提案が誤解を生んだ可能性はある」としながらも、肉体的なスキンシップや性的関係は一切なく、対面での会合はわずか3回(合計5時間半)だったと説明している。

② 関係の断絶とストーキング告訴(2024年~2025年初頭)

ファン・ジョンミンは2024年5月を最後にA氏との連絡を絶った。その後、A氏は約100件に及ぶ自殺を示唆するメッセージや、飼い猫の遺体写真、血痕の付いたティッシュなどを送信し、ファン・ジョンミンの息子(当時未成年)にも接触するなど、行動をエスカレートさせた。これを受けファン・ジョンミンは2024年8月、A氏をストーキング処罰法違反の疑いで告訴。裁判所は2025年2月、A氏に対して罰金300万ウォン(約30万円)の略式命令を下し、さらに3回にわたる接近禁止の暫定措置も命じた。

③ A氏の反論と正式裁判請求(2025年2月~現在)

A氏は略式命令に不服として正式裁判を請求し、さらにファン・ジョンミンを相手に2億ウォン(約2,000万円)規模の損害賠償請求訴訟も提起した。A氏は「ストーキング容疑は刑事1審で改めて審理中であり、確定した有罪判決は存在しない」とし、「公開した通話録音はプライバシー保護のために一部を編集したもので、ファン・ジョンミンの発言自体はそのままであり、悪意的な編集ではない」と反論している。

俳優ファン・ジョンミンの私生活疑惑、「ストーキング」か「搾取」か…法廷で争われる“非対称な関係”の行方

④ A氏側の具体的な主張――「権力の非対称性と秘密の関係の実態」

A氏は今回の事態の本質について、「著しい権力の非対称性の中で生じた情緒的・性的搾取であり、同時に労働搾取でもある」と断じた。彼女はファン・ジョンミンの提案で進めてきた焼酎ブランドの企画や約30編の小説執筆などを挙げ、「私がやった仕事は明らかに残っている。市場調査やデザイン・商品企画、商標調査、約30編の小説執筆などがそれだ。しかし関係が終わった後、その精算や説明は一切なかった」と主張した。

A氏はまた、二人の関係がファン・ジョンミンによって主導的に管理・運用されてきたと強調する。「ファン・ジョンミンはこの関係を妻から徹底的に隠す必要があり、そのためにマルチプロフィールを積極的に活用した」と述べた。A氏によれば、ファン・ジョンミンは自身とのやり取りのためにカカオトークのマルチプロフィールを別途設定し、妻の監視を逃れつつ自由に連絡を取り合っていたという。A氏は「マルチプロフィールを使用するということは、それ自体が関係の秘匿性と意図性を物語っている」と強調した。

さらにA氏はコミュニケーションのあり方自体が非対称的であったと指摘する。「単なる意思疎通でさえ、ファン・ジョンミンが連絡するかどうかを決める構造だった。2年間のうちのごく一部の反応だけが取り上げられ、私があたかも長期間にわたって一方的に侵害した人物のように仕立て上げられた」とし、「実際の関係の文脈や彼自身の先行する発言・行動はすべて除外され、特定の日の反応だけが提出された」と主張した。

A氏はファン・ジョンミンが自身に家族の話を共有し信頼を示していた点も強調し、「本当に危険なストーカーだと思っていたなら、なぜ継続的に情報を共有したのか」と反問した。また公開した通話履歴についても「2年間続いた悪質なストーキングという主張とは両立しにくい状況だ」とし、「発信者はファン・ジョンミンであり、セルフィーを送った後、反応がなかったので先に電話をかけ、日常的な話をしていた」と主張した。

⑤ 法曹界の見解と今後の見通し

イ・ジフン弁護士(法務法人ロアンモア)は「2023年のファン・ジョンミンとA氏は不倫関係と見ることができ、2025年からA氏の一方的なストーキングが始まった。時期が重なっているわけではない」とし、「既婚者が『初デート』『抱きしめたい』といった発言をすることは不倫に該当し、性交渉がなくても不法行為は成立しうる」と分析した。またA氏のストーキング容疑については「正式裁判を請求したが、無罪が出るのは難しい明白な行為」と指摘し、ファン・ジョンミンの妻がA氏を相手に損害賠償請求をする可能性にも言及した。

⑥ 双方の立場と今後の展望

一方、A氏はファン・ジョンミン側が公開した資料が自分に有利な一部だけを編集したものだとして追加資料を公開し続けており、ファン・ジョンミン側も悪意的に編集された投稿に対して追加の法的措置を予告している。A氏は「この2年間、私が求めてきたのはただひとつ、ファン・ジョンミン本人からの直接的な説明だった。二人の関係の実体的な真実は、『ストーキング』という手続き的な事件一つで隠せるものではなく、埋もれてはならないものだ」とし、「残りは法廷で証拠として明らかにする」と述べている。二人の対立は法廷で最終判断が下される見通しであり、私的関係から発展した今回の論争は、芸能界のみならず大衆に対しても、権力関係と私生活の境界について複雑な問いを投げかけている。

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ココナッツ編集室

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