
MTV Video Music Awards held at Peacock Theater on September 27, 2026
in Los Angeles, California. (Photo by Rich Polk/Billboard via Getty Images)

BTS(防弾少年団)とBLACKPINKのLISAが、米国の主要音楽授賞式「MTVビデオ・ミュージック・アワード(MTV VMA)」で、K-POPの歴史に新たな1ページを刻む快挙を成し遂げた。世界のポップシーンの頂点に立ち続ける彼らの圧倒的な存在感を、改めて世界中に知らしめる結果となった。
BTSは現地時間27日、米ロサンゼルスのピーコック・シアターで開催された「MTV VMA」で、正規5集『ARIRANG(アリラン)』のタイトル曲「SWIM」により、最高賞に相当する「今年の歌(Song of the Year)」部門のトロフィーを獲得した。Netflixアニメ映画『K-POPデーモンハンターズ』のOST「Golden」、マドンナとサブリナ・カーペンターの「Bring Your Love」、エラ・ラングリーの「Choosin’ Texas」など、そうそうたる顔ぶれと競い合った末の受賞である。
1984年に始まった「MTV VMA」は、グラミー賞、ビルボード・ミュージック・アワード、アメリカン・ミュージック・アワードと並ぶ米国の主要大衆音楽授賞式だ。「今年の歌」は最高賞に位置づけられ、アジアのグループがこの栄冠を手にするのは今回が初めてという偉業となった。昨年はBLACKPINKのロゼがポップスター、ブルーノ・マーズと共に歌った「APT.」でK-POPアーティストとして初受賞を果たしており、K-POP勢の快進撃が止まらないことを印象づけている。
BTSの「SWIM」はこの日、「ベストK-POP」部門でも受賞作として名前が呼ばれた。さらに「ベスト・グループ」賞も獲得し、BTSは見事3冠に輝いた。BTSは2019年から2022年まで4年連続で「ベスト・グループ」部門の受賞者に選ばれており、今年で通算5度目のトロフィーを追加。歴代最多受賞記録を自ら更新するという、まさに“不滅のレジェンド”ぶりを見せつけた。
この日のスケジュールのため授賞式に出席しなかったBTSは、所属事務所を通じて「『ARIRANG』は私たちにとって新たな始まりのようなアルバムなので、今回の受賞は意義深い」とし、「今後も7人で共に良い音楽とステージをお見せしたい」と感想を伝えた。
BTSは2013年のデビュー後、「Dynamite」「Butter」「Permission to Dance」などを発表し、グローバル・トップ・ボーイズグループとしての地位を確立。2022年から順次メンバーが兵役に就き空白期間を経た後、今年3月に5枚目の正規アルバム『ARIRANG』をリリースした。その後、有力なグラミー賞候補として名前が挙がっていたBTSだったが、主催側が今年新たに「ベスト・アジアン・ポップ・ミュージック・パフォーマンス」部門を新設すると発表したことに対し、「音楽が地域や言語で区分されるのではなく、音楽そのものとして届き、愛されることを願う」としてボイコットの意思を表明。自らの信念を貫くその姿勢も、世界中のファンから熱い支持を集めている。
BTSにトロフィーをもたらした「SWIM」は、リリース直後に米ビルボードのメインシングルチャート「Hot 100」(4月4日付)で1位に初登場。グローバルなオーディオ・音源ストリーミングプラットフォームSpotifyの「デイリー・トップ・ソング・グローバル」でも、3月20日から4月13日まで25日連続で首位を守り、その世界的な人気が本物であることを証明した。
一方、BLACKPINKのLISAもまた、「MTV VMA」でメイン本賞に相当する「ベスト・ポップ」のトロフィーを手にし、グローバル・ポップ音楽史に新たな金字塔を打ち立てた。
LISAは韓国時間28日午前、米ロサンゼルスのピーコック・シアターで行われた「2026 MTV VMA」で、シングル「Dream」によりベスト・ポップ部門のトロフィーを掲げた。
自身の名前が呼ばれると、感極まった表情でステージに上がったLISAは、トロフィーを受け取った後、ついに感激の涙を流した。「皆さんに心から感謝します」とし、「この歌が世に出られるよう共にしてくれたスタッフ、そして毎瞬間に私へインスピレーションを与えてくれたすべての方々に深く感謝します」と感想を述べた。
今回の受賞は、米国現地の主流ポップ市場の高い壁を打ち破った快挙と評価されている。アジアのアーティストがMTV VMAで「ベスト・ポップ」部門を獲得するのは、2020年のBTS以来、歴代2組目であり、ソロアーティストとしてはK-POPとアジアを通じて史上初という、まさに歴史的な偉業である。
LISAは今年の「2026 MTV VMA」で、「ベスト・ポップ」をはじめ「ベストK-POP」「最優秀撮影」「最優秀編集」の4部門にノミネートされ、歴代VMAにノミネートされたK-POPソロ歌手の中で最多記録を打ち立てた。その圧倒的な才能と努力が、世界の舞台で最高の形で実を結んだ瞬間である。
BTSとLISA――K-POPを代表する2組が、世界最高峰の音楽授賞式で同時に歴史的な快挙を成し遂げたことは、K-POPがもはや一過性のブームではなく、世界のポップカルチャーの中心軸として確固たる地位を築いたことの何よりの証明だ。彼らの輝かしい成功に、心からの拍手と称賛を送りたい。

