フォーデンのハットトリックとマンCの完勝
フィル・フォーデンがハットトリックを達成するなど、圧倒的な攻撃力を見せたマンチェスター・シティ。20日、ホームのエティハド・スタジアムで行われたUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)リーグフェーズ第3節、AEKアテネとの一戦は、マンCが5-1で快勝を収めました。
この試合でフォーデンが3ゴールを挙げたほか、エリオット・アンダーソンとラヤン・シェルキもそれぞれ1ゴールを記録。前回のパリ・サンジェルマン(PSG)戦での2-4の敗戦の衝撃を払拭し、チームとして好調さを証明する内容となりました。

スタジアムに浮かび上がる「空席」の謎
試合内容とは対照的に、観客席には多くの空席が目立ちました。公式発表の観客数は4万42人ですが、現在エティハド・スタジアムは収容人数を6万人以上に増やす拡張工事を行っています。中継映像や現地からの写真を見る限り、実際の動員数は公式発表よりも少なく見え、英国紙ガーディアンはスタジアムの雰囲気を「静かな夜」と評しました。
通常であれば欧州屈指の強豪であるマンCの試合はチケットが完売することが多いですが、今回は試合直前まで一般向けの販売が継続されており、大人向けチケットが35ポンドから販売されるなど、クラブ側も集客に苦慮していた様子がうかがえます。
観客減少に影響を与えた複数の要因
ファンがチームから離れたと断定することは時期尚早です。ガーディアン紙は、今回の事態の背景として「17日間で5試合」という過密なホームゲームの日程や、チャンピオンズリーグのチケット価格、さらに近年のイギリス国内における生活費の高騰といった経済的要因が重なった可能性を指摘しています。
マンCは2024-2025シーズンにクラブ史上3番目となる6億9410万ポンドの売上を記録するなど、経済的な繁栄を極めています。アーリング・ハーランドをベンチに温存してもなおAEKを圧倒する戦力と収益を持ちながらも、スタジアムをフルハウスにできないという事実は、現代のビッグクラブが直面する新たな課題を示唆しています。


