ハイチ代表、深刻な治安悪化により対アメリカ戦をマイアミで開催へ

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ギャングの暴力で家を追われたハイチ、米国戦の「ホームゲーム」をマイアミで開催へ
ハイチのギャング鎮圧部隊(GSF)所属の装甲車が、20日に首都ポルトープランスのタバール地区をパトロールしている。AP連合ニュース

ホームゲーム開催地変更の経緯

ギャングによる暴力が深刻化し、自国でのサッカー試合開催が困難な状況にあるハイチ代表が、アメリカ代表とのホームゲームをアメリカ国内で開催することとなりました。

北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)は22日、ハイチサッカー協会の要請を承認し、来月14日に開催される2026~2027ネーションズリーグ準々決勝第1戦のハイチ対アメリカ戦の会場を、フロリダ州マイアミのヌー・スタジアムに変更すると発表しました。当初、本試合はジャマイカのキングストンで開催される予定でした。

ハイチが直面する治安の現状

今回の決定について、CONCACAFはハイチの深刻な治安状況を考慮した「例外的な措置」であると説明しています。ハイチ代表は、2021年7月以降、自国でホームゲームを開催できていません。首都ポルトープランスの大部分が武装ギャングの支配下にあり、主要なスタジアムである国立競技場も正常に機能していないことが背景にあります。国連の推定によると、ポルトープランスの約90%がギャングの影響下にあるとされており、国際試合を実施するための安全確保が極めて困難な状況が続いています。

マイアミ開催によるメリットと背景

これまでハイチは、キュラソーやジャマイカといった第三国でホームゲームを行ってきましたが、今回は対戦相手であるアメリカ国内での開催となります。しかし、マイアミを含む南フロリダ地域にはアメリカ最大規模のハイチ系コミュニティが形成されており、ハイチ代表にとっては「実質的なホーム」に近い環境と言えます。

実際、今年6月にヌー・スタジアムで行われたハイチ対ペルーの親善試合では2万6700人の観客が詰めかけ、チケットが完売しました。一方、ジャマイカで開催された近年のホームゲームの平均観客数が300人を下回っていたことを考慮すると、今回のマイアミ開催は、多くのハイチ系ファンの熱狂的な応援を受けるという点で戦略的なメリットも大きいと考えられます。

今後の展望と大会の行方

CONCACAFは、ハイチ国内の治安が改善されるまで、代表チームおよびクラブチームのホームゲームを相手国で開催する例外措置を継続する方針を示しています。なお、今回のネーションズリーグ準々決勝はホーム・アンド・アウェー方式で行われます。第1戦は11月14日にマイアミで、第2戦は17日にオハイオ州シンシナティのTQLスタジアムで開催されるため、結果的に両試合ともアメリカ国内での実施となります。

本大会の準々決勝の勝者は、来年3月にロサンゼルスのソフィ・スタジアムで開催されるファイナルズへの進出権を得るとともに、2027 CONCACAFゴールドカップの本大会出場権も同時に獲得することになります。

Grey

Grey

K-pop & Sports Content Editor

worked in Asia National News Media since 2019
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