
14年ぶりのアンフィールド勝利で首位浮上
アーセナルが長年の鬼門であったアンフィールドを攻略し、プレミアリーグ(EPL)の首位に浮上しました。2日に行われたリヴァプールとのアウェイ戦は、カイ・ハフェルツの決勝ゴールを守り切ったアーセナルが1-0で勝利を収めました。
アーセナルがリーグ戦において、敵地アンフィールドで勝利したのは2012年9月以来、実に14年ぶりの快挙です。この勝利により、アーセナルは2位マンチェスター・シティとの勝ち点差を3に広げ、リヴァプールに対しては9ポイントのリードを築くなど、タイトル防衛に向けて絶好のポジションにつけました。
ハフェルツの決勝弾と守備の規律
試合の均衡が破れたのは前半16分でした。リヴァプールのGKアリソンのパスミスを見逃さなかったアーセナルが好機を作り出し、デクラン・ライスからのパスを受けたハフェルツが冷静にゴールネットを揺らしました。このゴールにより、ハフェルツはプレミアリーグ通算46得点目を記録し、イルカイ・ギュンドアンを抜いて、プレミアリーグで最も多くのゴールを決めたドイツ人選手という歴史的な記録を樹立しました。
その後はリヴァプールの攻勢が続きましたが、アーセナルは堅い守備でこれに応戦しました。スカイスポーツの解説者ギャリー・ネヴィルは、このアーセナルの戦術的対応を「守備の教科書のような試合」と高く評価しています。
リヴァプールの決定力不足と判定を巡る論争
対照的に、リヴァプールはホームの大観衆の前で苦戦を強いられました。17本ものシュートを放ちながら、枠内シュートは1本も記録できず、攻撃の精度を大きく欠きました。特にフロリアン・ヴィルツのフリーキックやアレクシス・マック・アリスターのヘディングシュートが枠を外れるなど、決定力不足が響く結果となりました。
また、試合展開を左右した判定を巡っても議論が続いています。前半21分、リヴァプールのFWアレクサンデル・イサクがペナルティエリア内でユリエン・ティンバーにユニフォームを引っ張られた場面について、主審やVARはペナルティキック(PK)を宣告しませんでした。リヴァプールのイラオラ監督は試合後、「明白なPKだった。イサクが倒れていれば確実に宣告されただろう」と不満を露わにし、判定に対する憤りを隠せませんでした。
アルテタ監督の満足と今後の展望
ミケル・アルテタ監督は、14年という長い期間達成できなかった難所での勝利を、「選手時代よりも格別な気分だ」と表現し、厳しい時間帯を耐え抜いた選手たちを称賛しました。公式戦5連勝がストップしたリヴァプールに対し、アーセナルは先週のカップ戦での敗北から即座に立ち直り、プレミアリーグの優勝争いにおける存在感を示しています。この結果により、今後のリーグ戦における両者の行方がさらに注目されることになります。


