

ソン・フンミンの背番号を受け継ぎ、堂々とトッテナム・ホットスパーに入団したシャビ・シモンズが、わずか1シーズンでドイツへ去る可能性が浮上した。
ドイツの「フースバルダテン」は19日(韓国時間)、「シモンズはバイエルン・ミュンヘンの獲得候補である」と報じた。
同メディアは「昨夏、バイエルンはシモンズの獲得に関心を持っていたが実現しなかった。今回、交渉が再開される可能性がある。シモンズの現所属チームの状況を有利に活用できるだろう」とし、「バイエルンは高額な移籍金のためシモンズの獲得を見送っていたが、今の状況は劇的に変わる可能性がある。トッテナムが降格すれば、シモンズがチームに残る可能性は極めて低い」と主張した。
続けて「バイエルンのヴァンサン・コンパニ監督は、移籍問題についてはクラブの決定が重要だと語った。同時に、経営陣内部で複数の選手の獲得に関する議論が定期的に行われていることを明かした」とし、「来る夏の移籍市場で、シモンズの獲得を巡って激しい議論が交わされる可能性が高い。トッテナムが降格すれば、シモンズの移籍金は大幅に下がると見られる。バイエルンにとって現実的な交渉カードになるだろう」と付け加えた。

現在のトッテナムの状況は暗い。プレミアリーグ(PL)第33節終了時点で、トッテナムは勝ち点31の18位(降格圏)に沈んでいる。残留のボーダーラインである17位ウェストハム(勝ち点33)とは勝ち点2差、16位ノッティンガム・フォレスト(勝ち点36)とは5点差だ。残り5試合となった今、トッテナムの残留は不透明な状況だ。
トッテナムが2部リーグに降格すれば、クリスティアン・ロメロ、ジェームズ・マディソン、ドミニク・ソランケといった主力選手を引き留めることは困難になるだろう。シモンズも同様だ。昨夏トッテナムに入団し、ソン・フンミンの背番号7を受け継いだ際のインタビューでの抱負を考えると、ファンにとっては残念でならないだろう。
シモンズはトッテナム入団インタビューで、「PSVアイントホーフェンでプレーしていた当時、背番号7をつけていた。その時は良いシーズンを過ごせた。オランダ代表でも同じ番号を使っていた」とし、「ソン・フンミンはこの番号で彼自身の物語を作った。彼には当然その資格がある」と語った。
さらに「クラブやファンがソン・フンミンに接する様子を見れば、彼がいかに愛されている人物か分かる。誰もがソン・フンミンを愛していた」とし、「私も7番を背負って自分の物語を作りたい。大きな責任が伴うことは分かっている。受け入れる準備はできている。この番号で自分だけの物語を書きたい」と誓っていた。

現実は期待を下回った。シモンズは前半戦、14試合無得点というもどかしい姿も見せた。また、移籍専門サイト「トランスファーマルクト」によると、シモンズの市場価値は6000万ユーロ(約1041億ウォン)から5000万ユーロ(約868億ウォン)へと下落した。一部のファンは、すでにシモンズがトッテナムでソン・フンミンと同じ道を歩むのは難しいと見ている。
トッテナムが降格し、シモンズがチームを去ることになれば、彼はクラブ史上最悪の背番号7という不名誉を背負う可能性もある。鍵となるのはトッテナムの残留可否だ。果たしてPL残留と主力選手の引き留めの両方に成功できるのか、今後の動向に注目が集まる。

