
「参加国が増えてワールドカップの面白みが減った」という欧州サッカー連盟(UEFA)会長の発言に対し、ワールドカップ参加13カ国が反発の声を上げている。
BBCなどの報道によると、カーボベルデ、キュラソーなど13カ国は15日、共同声明を発表し、アレクサンデル・チェフェリンUEFA会長の先の発言を批判した。スロベニア出身のチェフェリン会長は先立って、スロベニアの首都リュブリャナで開かれたカンファレンスにおいて、ワールドカップの参加国が32カ国から48カ国に増えたことで、大会全体の興味が薄れたと発言した。チェフェリン会長は「小さな国々もワールドカップの熱気を感じられるのは大きな意味がある」としつつも、「面白くない試合も多い」と指摘していた。
これに先立ち、国際サッカー連盟(FIFA)は2026北中米ワールドカップの参加国を例年の32カ国から48カ国に拡大した。その結果、過去にはワールドカップの舞台をなかなか踏めなかったサッカー弱小国も、大挙してワールドカップ進出を果たした。カーボベルデ、キュラソー、ヨルダン、ウズベキスタンの4カ国が史上初の進出という感動を味わった。コンゴ民主共和国とハイチは1974年以来初、イラクは1986年以来の進出成功となった。
チェフェリン会長の「狙い撃ち」に対し、これら新興国を中心に多くの国々が反発した。カーボベルデ、キュラソー、ウズベキスタン、コンゴ民主共和国に加え、アルジェリア、チュニジア、モロッコ、エジプト、ガーナ、セネガル、コートジボワール、南アフリカ共和国など13カ国のサッカー協会が共同声明に参加した。
彼らは声明で「我々は(チェフェリン会長の)発言を尊重しつつも、断固として拒否する」とし、「我々の国にとって、ワールドカップで重要ではない試合など存在しない」と明かした。さらに「カーボベルデ、キュラソー、ウズベキスタンにとってワールドカップ本大会への進出は歴史的な成果であり、数世代にわたって追い求めてきた夢の実現である。コンゴ民主共和国やハイチのように長い空白を経て世界最大のサッカーの舞台に戻ってきた国々、そして数年、あるいは数十年もの間この瞬間を待ちわびてきた数百万人のファンにとっても特別な意味がある」と述べた。彼らは「こうした試合を『重要度が低い』と断じることは非常に失望させられることであり、世界中の選手、監督、クラブ、サッカー関係者、ファンの努力と犠牲、そして熱望を正当に認めていないものだ」と批判した。また、「サッカーは一部の選ばれた国々だけのものではない。サッカーの力は普遍性から生まれる」とし、「我々は本大会に進出したすべての国が尊重されるべきだと信じている。すべてのチームが実力でその座を勝ち取ったのだ」と付け加えた。彼らは「我々はUEFA会長の発言を拒否し、サッカーの発展が今後もより多くの機会を創出し、新しい世代にインスピレーションを与え、このスポーツの真のグローバル性を強化する方向で続いていくべきだという信念を再確認する」と強調した。
初参加となったキュラソーは15日、ドイツを相手に1-7で大敗した。予見された結果に近いものだったが、キュラソーはワールドカップデビュー戦で歴史的な初ゴールを決めるという成果も挙げた。FOXの解説者であるアレクシー・ララス氏は自身のポッドキャストで、「(キュラソー対ドイツ戦では)素晴らしいゴールがたくさん生まれた。同時に歴史的な意味として永遠に記憶されるゴールも生まれた。なぜそのような機会を誰かが奪おうとするのか」と語った。
国の事情により国内での親善試合すら一度も行えなかったハイチ代表チームは、スコットランドを相手に90分間、渾身の力を振り絞って戦い、0-1で惜敗した。米ボストンで行われた試合会場を訪れたあるハイチ人ファンは、ジ・アスレチックに対し「これは単なる試合以上のものだ。ハイチの貧困や社会のあらゆる問題、我々が持たざるもの、壊れた国という話ではなく、ハイチが輝く姿を見ることができる機会なのだ」と語った。
チェフェリン会長はワールドカップのレベル低下を語ったが、皮肉なことに欧州勢も現時点ではそれほど満足のいく成績を残せていない。この日まで試合を行ったUEFA所属の8カ国は3勝3分け2敗にとどまっている。スペイン、フランス、イングランドといった優勝候補が試合を始めれば結果が変わる可能性は高いが、現時点ではチェフェリン会長の発言が恥ずかしく感じられても仕方がない状況だ。


