サッカー熱狂のメキシコ、試合は最高だが「給水タイム」には不満の声

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サッカー熱狂のメキシコ、試合は最高だが「給水タイム」には不満の声
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北中米ワールドカップの開幕戦は、国際サッカー連盟(FIFA)が望んでいた光景そのものだった。メキシコは、なぜサッカーがワールドカップを世界最大のスポーツイベントにしているのかを証明し、スタジアムの内外は熱狂に包まれた。同時に、新ルールである「ハイドレーション・ブレイク」が議論を呼び、ワールドカップの新たな論点として浮上した。

米スポーツ専門メディアのジ・アスレチックは17日、「メキシコは私たちがなぜワールドカップを愛するのかを改めて思い出させてくれたが、ハイドレーション・ブレイクは激しい反発を招いた」と評価した。



メキシコは1970年と1986年に続き、3度目の男子ワールドカップを開催するサッカー大国だ。大会が始まった12日、メキシコシティは文字通りサッカーのために動きを止めた。通りや広場は閑散とし、市民たちはテレビの前やメキシコシティ・スタジアムへと押し寄せた。

緊張感は長くは続かなかった。前半9分、フリアン・キニョネスが南アフリカ共和国のゴールネットを揺らし、今大会初ゴールの主役となった。コロンビア出身のキニョネスは、帰化後に一部のファンから「真のメキシコ人ではない」との批判を受けたこともあったが、この日のゴールで一躍国民的英雄となった。

後半にはラウル・ヒメネスが勝負を決定づけた。2020年に試合中の衝突で頭蓋骨骨折という致命的な負傷を負った彼は、選手生命が終わるかもしれないという懸念を乗り越えて戻ってきた。35歳で記録した自身のワールドカップ初ゴールは、スタジアム全体を涙の海に変えた。

ジ・アスレチックは「キニョネスとヒメネスの物語は、ワールドカップがなぜ特別なのかを示す人間ドラマだった」とし、「論争に満ちていた大会が、たった一試合でサッカー本来の感動を取り戻した」と評価した。

しかし、祝祭ムードの中でも議論はあった。FIFAが今大会から義務的に導入したハイドレーション・ブレイクが俎上に載せられた。

従来は猛暑などの特別な状況下でのみ試合中に休憩時間が与えられていたが、今大会ではすべての試合で前後半の途中にそれぞれ3分間の休憩が実施される。FIFAは選手保護のための措置だと説明したが、ファンは商業的な目的が隠されていると疑った。懸念は現実となった。米国の英語放送権を持つFOXは、ハイドレーション・ブレイクの時間に広告を流した。さらに、メキシコ対南アフリカ戦の後半には、広告が予想より長引き、試合再開の場面の一部を見逃すというミスまで発生した。

サッカーファンの反発は強かった。米国女子代表出身のカーリー・ロイドは、自身のSNSに「本当に嫌い(I hate it)」と書き込んだ。ファンたちは「サッカーがバスケットボールやアメリカンフットボールのようにクォーター制に変わるのではないか」と懸念を示した。


FIFAは選手保護という立場を維持しているが、試合の流れが途切れ、監督が追加の戦術指示を出せるようになることで、試合そのものが変わってしまう可能性があるとの見方も出ている。ポルトガル代表監督のロベルト・マルティネスは、すでに今年3月に「ハイドレーション・ブレイクがサッカーを変えてしまうだろう」と予測していた。

Grey

Grey

K-pop & Sports Content Editor

worked in Asia National News Media since 2019
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