WC史上「最長14戦無敗」の新記録

オランダがワールドカップの歴史に新たな記録を刻んだ。グループリーグでスウェーデンを大破し、ワールドカップ最多無敗記録を塗り替えた。
オランダは21日、米テキサス州ヒューストンで行われた2026北中米ワールドカップF組グループリーグ第2戦で、スウェーデンを5-1で圧倒した。この勝利により、オランダはワールドカップ本大会14試合連続無敗(9勝5分け)を記録した。2010年南アフリカワールドカップ決勝でスペインに敗れて以来、本大会の試合で一度も負けていない。なお、PK戦は引き分けとして集計される。
これまでの記録は、ブラジルが1958年から1966年にかけて達成した13試合連続無敗だった。オランダは前回の日本戦での2-2の引き分けでブラジルと並び、今回のスウェーデン戦の勝利で単独1位に浮上した。
ブライアン・ブロビー(写真)が前半だけで2ゴールを奪い、試合の主導権を握った。後半にはコーディ・ガクポがマルチゴールを追加して勝負を決定づけた。スウェーデンは途中出場のアンソニー・エランガが1点を返したが、試合終盤にクリセンシオ・サマービルがダメ押しゴールを決め、5-1の大勝が完成した。
スウェーデンにとっては痛恨の敗戦だった。ワールドカップで5失点を喫したのは、1950年ブラジルワールドカップでブラジルに1-7で敗れて以来、最大の点差での敗北となる。
オランダは初戦の日本戦で2-1のリードを守りきれず2-2で引き分け、批判を浴びていた。特にロナルド・クーマン監督の守備的な交代策が槍玉に挙げられた。しかし、クーマン監督はスウェーデン戦でブロビーを先発に起用する勝負に出て、これが完璧に的中した。代表チームで13試合1ゴールにとどまっていたブロビーは、ワールドカップの舞台で自身初のマルチゴールを記録した。クーマン監督は試合後、「初戦の引き分け後、選手たちは大きなプレッシャーを感じていた」とし、「しかし、今回の勝利で心の余裕を持つことができた」と語った。さらに「我々が見せたパフォーマンスが自信につながればと思う」とし、「他のチームもオランダがどれほど危険なチームか分かったはずだ」と自信をのぞかせた。
一方、スウェーデンのグラハム・ポッター監督は「若いチームが大きな舞台で必ず経験しなければならないことかもしれない」とし、「点差は少々過酷だったが、オランダの方が良い試合をしたのは事実だ」と認めた。
オランダは勝ち点4(1勝1分け)でF組の首位に立った。グループリーグ最終戦ではチュニジアと対戦する。スウェーデンは日本と激突する。ESPNは「オレンジ軍団は、今回の北中米ワールドカップで最も早く優勝候補としての威容を証明している」と伝えた。

