

エジプトがオーストラリアを撃破した。2026 FIFA北中米ワールドカップにおいて、アジア勢が全滅した。
ホッサム・ハッサン監督率いるエジプト代表は4日(韓国時間)、米ダラス・スタジアムで行われた2026 FIFA北中米ワールドカップ・ラウンド32で、オーストラリアと1-1で引き分けた後、PK戦の末に4-2で勝利した。
オーストラリアとエジプトは、これまでワールドカップのトーナメント戦で勝利した経験がなかった。オーストラリアがこれまで戦った2度のワールドカップ・トーナメント戦は、いずれも「ワールドカップ優勝国」に阻まれてきた。2006年ドイツ大会のラウンド16ではイタリアに敗れ、2022年カタール大会のラウンド16ではアルゼンチンに敗れている。
オーストラリアがエジプトに勝てば、ラウンド16で再びアルゼンチンと対戦する可能性があった。しかし、「ファラオ軍団」エジプトの壁を越えることはできなかった。エジプトは今大会3試合無敗を維持し、5得点を挙げている。その勢いがオーストラリアをも撃破した。トーナメント初勝利を収めたエジプトに対し、オーストラリアは残念ながら次のワールドカップに期待をかけることとなった。

先制点もエジプトが挙げた。前半13分、モハメド・サラーの感覚的なフリーキックパスがマフムード・サベールにつながった。サベールが角度のないところから放ったシュートは、オーストラリアの守備陣に当たってこぼれた。
完全にクリアしきれなかったボールをペナルティエリア右側で拾ったカリム・ハフェズが、反対側のゴール前へ正確なクロスを上げた。ゴール前に走り込んだエマム・アシュールが強力なヘディングで合わせ、ゴールネットを揺らした。
エジプトが試合を主導した。ポゼッション率は70%以上を記録し、先制点まで奪った。オーストラリアは2006年に日本を破って以来、ワールドカップで先制された12試合で一度も勝利したことがなかったため、エジプトのプレッシャーはより強く感じられた。
オーストラリアは時間が経つにつれて深く引いていた守備ラインを少しずつ上げ、同点ゴールを狙ったが、前半終了時点までエジプトのリードを覆すことはできなかった。

エジプトに致命的なミスが出た。後半10分、オーストラリアのエイデン・オニールがモスタファ・ジコのファウルを受けてフリーキックを獲得した。自らキッカーを務めたオニールが、ゴール前へ鋭く曲がるクロスを上げた。
これを処理しようとモハメド・ハニーが高く飛び上がりヘディングを試みた。しかし、ボールはハニーの頭に当たり、エジプトのゴール右隅に吸い込まれた。エジプトのオウンゴールにより1-1の同点となった。
後半、両チームの試合テンポは予想よりも速くなかった。エジプトのエース、サラーも目立った活躍を見せられなかった。後半30分を過ぎ、オーストラリアがボールを保持する時間が増えたものの、なかなか好機を作れなかった。
後半終盤にエジプトがオーストラリアを激しく攻め立てたが、得点には至らなかった。結局、両チームは90分間で決着がつかず、延長戦に突入した。

延長戦に突入した。エジプトがオーストラリアのゴールをこじ開けようと、後方から攻撃参加を増やした。オーストラリアはゴール前にできるだけ多くの選手を配置し、失点を防ぐために奮闘した。結局、両チームはPK戦で勝敗を決することとなった。
オーストラリアの1番手キッカーとしてハリー・サウターが登場したが、右上に放ったシュートはゴールポストを叩いて外れた。続くエジプトはサベールが左隅にきっちりと成功させた。その後、2番手、3番手キッカーも全員成功させた。特に3番手として登場したサラーが、ゴール中央へチップキックで決める「パネンカ・キック」を見せたシーンは圧巻だった。
勝負は4番手キッカーで決まった。オーストラリアのルーカス・ヘリントンが右上にシュートを放ったが、ゴールポストに弾かれた。続くエジプトの4番手キッカー、ホッサム・アブデルマジドが左側のゴールネットに突き刺した。エジプトの4-2の勝利で試合が終了した。

