

キリアン・エムバペの得点は、すなわちフランスサッカーの新たな歴史である。パラグアイ戦での一撃により、数々の記録を塗り替えた。
ディディエ・デシャン監督率いるフランスサッカー代表チームは5日(韓国時間)、米国ペンシルベニア州フィラデルフィアのリンカーン・フィナンシャル・フィールドで行われた2026国際サッカー連盟(FIFA)北中米ワールドカップ決勝トーナメント1回戦でパラグアイと対戦し、1-0で勝利した。
フランスはこの結果により北中米ワールドカップ準々決勝進出を決め、準決勝進出をかけてモロッコと激突する。パラグアイはベスト16を最後に北中米での旅を終えた。
前半戦は予想通りの展開となった。フランスがポゼッション率80%を記録するほど、事実上ボールを支配し続けた。パラグアイはゴール前に壁を連想させる二重の守備ブロックを形成。強固な守備組織を前面に押し出し、フランスの攻撃を完璧に近い形で封じ込めた。
フランスは中盤に守備が密集しているため、左右のサイドを積極的に活用した。20本を超えるクロスをボックス内に供給したが、枠内シュートにはつながらなかった。
結局、両チーム無得点のまま前半は0-0で終了した。両チームとも枠内シュートが一本もなかった。1966年以降のワールドカップ決勝トーナメント史上、前半に両チームとも枠内シュートがなかったのはこれが3試合目となった。

後半戦、エムバペがパラグアイの盾を打ち破った。
後半20分、フランスのFWデジレ・ドゥエがボックス内でグスタボ・ゴメスのタックルを受けて倒れた。主審はビデオ判定(VAR)を直接確認した後、フランスのペナルティキックを宣告した。
キッカーを務めたのはエムバペ。右下隅へ冷静に蹴り込み、成功させた。フランスが1-0とリードを奪った。試合終了までこのリードを守り抜いたフランスが、1-0でパラグアイに勝利した。

エムバペはこの得点で北中米ワールドカップだけで7ゴールを挙げ、リオネル・メッシ(アルゼンチン)と並び得点ランキング首位タイに浮上した。また、フランスサッカーの歴史においても意義深い記録が誕生した。
フランスは今回のパラグアイ戦でのエムバペの得点により、ワールドカップ通算150ゴールという大記録を打ち立てた。これによりフランスは、ブラジル(246ゴール)、ドイツ(243ゴール)、アルゼンチン(163ゴール)に続き、ワールドカップ通算150ゴールを達成した4番目のチームとなった。
さらにエムバペは、2022-2023シーズンの54ゴールを上回り、2025-2026シーズンにおける単一シーズン最多得点新記録(54ゴール)の樹立にも成功した。また、フランス男子サッカー史上初めて通算100攻撃ポイントを達成した選手ともなった。
エムバペは現在、代表戦で104試合・63ゴール・37アシストという驚異的な成績を残している。果たしてこの得点力が、北中米ワールドカップでフランスに優勝をもたらすことができるのか、今後の動向に注目が集まる。


