

「アート・サッカー」のフランスが、旋風を巻き起こしたモロッコを撃破した。
ディディエ・デシャン監督率いるフランスは10日(韓国時間)、米マサチューセッツ州フォックスボロのジレット・スタジアムで行われた2026 FIFA北中米ワールドカップ準々決勝のモロッコ戦で、2-0の勝利を収めた。
この結果、フランスは準決勝進出を決め、モロッコの北中米での旅はここで幕を閉じた。
試合は予想通りフランスが一方的に攻め立てる展開となった。モロッコは前半の45分間、シュートをわずか1本しか打てなかった。一方のフランスは13本ものシュートを放ったものの、1点も奪うことができなかった。
得点機がなかったわけではない。前半25分、フランスの看板ストライカーであるキリアン・エムバペが相手ペナルティエリア内に切り込む過程で、モロッコのセンターバック、ヌサイル・マズラウィのタックルを受けて倒れた。

主審はビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を経て、フランスのペナルティキックを宣告した。キッカーを務めたのはエムバペ。彼はゴール右下を狙ったが、モロッコの守護神ヤシン・ブヌが完全にコースを読み切り、これを防いだ。
フランスはその後もモロッコのゴールをこじ開けようと攻め続けた。しかし、前半35分のデジレ・ドゥエによる決定的なシュートは再びブヌに阻まれ、前半アディショナルタイムのリュカ・ディニュのシュートはゴールポストを叩いた。両チーム無得点のまま0-0で前半を終えた。
ついにフランスが均衡を破った。後半15分、ドゥエからのパスを受けたエムバペが、ペナルティエリア内でDFイッサ・ディオプを前に冷静に右足でシュートを放った。
エムバペが放ったカーブシュートは美しい軌道を描き、DFを巻いてゴール反対側の隅に吸い込まれた。ブヌも懸命に体を投げ出したが、防ぐことはできなかった。これでフランスが1-0とリードした。

先制点が決まると、モロッコは動揺し、フランスは勢いに乗った。
後半21分、フランスが再び攻撃を仕掛けた。エムバペがペナルティエリア手前にいたウスマン・デンベレへパス。エムバペはパスを出した後、巧みな動きで相手DF2人を自分の方へ引きつけた。
エムバペのおかげでデンベレにシュートコースが生まれた。デンベレは冷静に右足でカーブシュートを放った。ブヌが手を伸ばし、左手にボールが触れたものの、止めるには至らなかった。ボールはそのままゴールネットを揺らし、フランスが2-0と突き放した。
フランスは後半31分、エムバペを下げてブラッドリー・バルコラを投入した。フランスはリードを守るために守備的な戦術に切り替えた。モロッコは1点を返そうと攻撃に集中したが、フランスの守備の壁は堅かった。これ以上の追加点はなく、フランスの2-0の勝利で試合は終了した。


