

イ・ガンインの所属先であるアトレティコ・マドリードが、フリアン・アルバレスを巡る去就問題についてクラブの公式な立場を明確に打ち出した。
スペインの有力紙「マルカ」や欧州サッカー移籍市場のスペシャリストであるファブリツィオ・ロマーノ氏は25日(韓国時間)、「アトレティコがクラブ声明を発表した」と報じた。
ロマーノ氏によれば、アトレティコ側は声明の中で、「数多の嘘と、半分だけの真実に彩られた世論戦が繰り広げられた。それによって代償を払わされているのは我々アトレティコだけだ」と強い語調で糾弾。さらに、「彼らは我々に財政的、そして社会的な被害をもたらした。これは単なる金銭の問題ではなく、クラブの尊厳(dignity)に関わる問題である」と声明の核心を強調した。
続けて同メディアは、「アルバレスをバルセロナへ売却する可能性は0%である」と断言し、移籍の噂に終止符を打った。

2024年にマンチェスター・シティ(イングランド)からアトレティコに加わったアルバレスは、2シーズンで106試合に出場し、49ゴール17アシストを記録。名実ともにチームの心臓部として君臨してきた。
レジェンドであるアントワーヌ・グリーズマンが退団した際、ファンの間では「イ・ガンイン以上に彼の穴を埋めてくれる存在」として、アルバレスへの期待は非常に高かった。
しかし問題は、アルバレスが2026北中米ワールドカップ期間中に「退団」を公言したことで、論争の渦中に立たされたことにある。
彼は「適切な時期ではないかもしれないが、隠し立てはしたくない。クラブとの話し合いは終えており、移籍することが全員にとって最善の道だと信じている。自分自身の夢を叶えたい」と爆弾発言を投じた。その移籍先として望んだのがスペインの強豪バルセロナであり、クラブ間での交渉も取り沙汰されたものの、最終的に移籍は成立しなかった。
その後、ディエゴ・シメオネ監督との対話を経てチームに合流したものの、両者間の溝は依然として深いままだ。

スペインメディア「ムンド・デポルティーボ」によると、アトレティコのCEOミゲル・アンヘル・ヒル・マリン氏がインタビューにて、アルバレスの代理人フェルナンド・イダルゴ氏を暗に批判する発言を残した。
CEOは「ここ数ヶ月、フリアンのプロとしてのキャリアにとって最高の助言者がそばにいたとは言い難い」と語り、アルバレスが不適切な助言を受けているという見解を示した。
この報道に対し、代理人のイダルゴ氏は自身のSNSで「嘘つきに対して、なぜ嘘をついたのかなどと問う必要はない。説明しようとすれば、またさらなる嘘が必要になるだけだからだ」と反論。直接の言及こそ避けたものの、CEOの発言直後の投稿であることから、明らかに彼に向けた痛烈な牽制と見られている。
さらには練習場にアルバレスの退団を求める横断幕が掲げられるなど、本人、代理人、クラブ経営陣、そしてサポーターの間で対立は深まる一方だ。
ついにシーズンが開幕した今、アルバレスには重大な決断が求められている。果たして彼はこのままイ・ガンインと共にアトレティコでプレーし続けるのか、それとも新たなクラブへの移籍を模索するのか。多くのサッカーファンが、彼の最終的な決断に熱い視線を注いでいる。


