
ソン・フンミンを含むロサンゼルスFC(LAFC)の攻撃力が、いまひとつ回復の兆しを見せていない。
直近5試合で勝利から遠ざかっており、得点力まで低下している現状に、ドス・サントス監督ももどかしさを隠せない様子だ。
LAFCは来る6日午前10時30分(韓国時間)、米国ユタ州サンディにあるアメリカ・ファースト・フィールドにて、レアル・ソルトレイクとの2026米国メジャーリーグサッカー(MLS)レギュラーシーズン第24節・アウェイ戦に挑む。
チームにとって反転のきっかけが必要な局面だ。LAFCは直近5試合で勝ち星がない。特に攻撃陣の決定力が精彩を欠き、得点生産に苦しんでいるのが現状だ。

チームの核であるソン・フンミンもまた、最近はゴールから遠ざかっている。
ソン・フンミンは今シーズンのMLSで75回のシュートを放ち、4ゴールを記録した。期待得点(xG)は6.80であり、実際の得点が期待値を下回る苦しい状況が続いている。
昨シーズンと比較すると、その差はより際立っている。ソン・フンミンはLAFCのユニフォームに袖を通した2025年夏以降、45回のシュートで12ゴールを叩き出した。当時のxGは7.33。期待得点を大きく上回る高い決定力を誇っていたのだ。
昨シーズン、期待以上のパフォーマンスを見せていたソン・フンミンが、今シーズンは逆にxGよりも実際の得点が大幅に低いという逆の状況に立たされている。
ただし、単に競技力そのものが崩壊したと断定するのは早計だ。直近の試合でもソン・フンミンは相手ペナルティボックス内で果敢に攻撃に関与し、多くのシュートを試みている。問題は、作り出した決定機をゴールに結びつけるその「一押し」の精度にある。

LAFCの得点力低下に頭を抱えているのは指揮官も同じだ。
ドス・サントス監督は、レアル・ソルトレイク戦を控えた記者会見で、攻撃力改善の必要性を強く訴えた。
「攻撃は確実にさらなる進化が必要だ。直近の試合を振り返ると、シュート数自体は多いものの、枠内シュートの割合が十分ではない。チャンスを作る過程は良いが、細かいディテールをさらに磨き上げなければならない」と語る。
トレーニングを通じた決定力改善の可能性を問われると、「言うのは簡単だ(実行するのは難しい)」とこぼした。
ドス・サントス監督は、一つの得点が試合の潮目を変えるという重要性を説いた。直近の試合で数多のチャンスを活かせなかった現状に触れ、攻撃陣の仕上げの精度向上が急務だと指摘した。
監督の意図は、ワンダーゴール一発に依存するのではなく、作り出した多くのチャンスをいかに安定して得点へ繋げるか、という組織的な課題にあるようだ。

守備陣については、現状の安定感を維持することを求めた。LAFCが浮上するためには、強固な守備組織をベースにしつつ、いかに攻撃陣の決定力を引き上げるかが最大の鍵となる。
LAFCは現在10勝6分け7敗、勝ち点36でウェスタン・カンファレンス3位につけている。順位こそ依然として上位だが、リーグ戦での白星から遠ざかっており、首位グループとの差を詰めきれていない。
レアル・ソルトレイク戦は、LAFCにとって停滞した雰囲気を打破する絶好の機会だ。特に、直近7試合連続でノーゴールとなっているソン・フンミンが、再びゴールネットを揺らせるのか。ファンの注目が集まる中、ソン・フンミンの得点感覚の復活が、チーム全体の攻撃力再生へと繋がることが期待される。


