

マンUの有望株をめぐるバイエルンの動向
マンチェスター・ユナイテッド(マンU)で将来を嘱望される若き才能、JJ・ガブリエルに対し、ドイツの名門バイエルン・ミュンヘンが関心を示していることが明らかになった。イギリス『ザ・タイムズ』によると、バイエルンは今年5月にガブリエル側と面会し、今週に入っても再び接触を試みている。
ヴァンサン・コンパニ監督がその能力を高く評価する一方で、選手側は現在の所属チームでトップチームへの昇格や十分なチャンスが与えられていない現状に不満を募らせている。ガブリエル側はマンUに対して選手登録の抹消を要請しており、退団の可能性が極めて高まっている。
高額すぎる年俸要求の壁
しかし、移籍交渉は難航している。最大の障壁となっているのが、ガブリエル側が要求する年俸だ。報道によれば、16歳の若手選手としては破格の100万ユーロ(約15億ウォン)規模の報酬を求めており、バイエルンでさえ即座に拒否するレベルの金額となっている。

クラブ側は安易な金銭契約に応じるのではなく、将来のキャリア形成プランや具体的な出場機会を提示することで、選手本人と父親を説得する方針をとっている。欧州サッカー界では、若年層に対して過度な報酬を払うことが長期的な育成環境を歪める懸念から、ビッグクラブ間でも一定の給与水準を維持する動きが見られる。
次世代のスター候補としてのポテンシャル
2010年生まれのガブリエルは、圧倒的な才能を持つ「逸材」として欧州各国のスカウトから熱視線を浴びている。マンUのユースでは圧倒的なパフォーマンスを見せ、昨季はプレミアリーグU-18年間最優秀選手に選出されるなど、クラブの次代を担う中核として期待されていた。

先月のアトレティコ・マドリードとのプレシーズンマッチや、直近のUEFAユースリーグでのハットトリックなど、その実力は証明済みだ。本来であれば、先日予定されていたカラバオカップでの公式デビューが囁かれており、実現すればマンU史上最年少出場記録の更新も期待されていた。
揺れる去就とマンUの引き留め
しかし、BBCの報道によると、ガブリエル側は先月15日に正式な退団通知を提出した。契約は今シーズン終了まで残っており、マンU側はオマール・ベラダCEOやジェイソン・ウィルコックス・ディレクターらが直接家族と協議するなど、慰留に全力を尽くしている。
現地では、ガブリエルが将来的に1億ポンド以上の価値を持つ選手へと成長する可能性も示唆されており、クラブにとって手放すにはあまりに大きな損失となり得る。現状では複数のクラブとの接触が噂されるものの、要求する巨額年俸がネックとなり、正式な合意には至っていない。16歳の若者が突きつける高額条件が、今後の移籍市場の火種となりそうだ。


