
兵役義務完遂後の献身と飛躍
2026年愛知・名古屋アジア大会において、韓国男子サッカー代表の4連覇を導いたイ・ヨンジュン(23・グラスホッパー)が、欧州の舞台でさらなる進化を遂げている。彼は兵役免除論争が渦巻く中、すでに国防の義務を終えた状態で大会に参加し、その献身的な姿勢で大きな称賛を浴びた。所属チームの反対を押し切って出場した彼が見せた代表チームへの想いは、今も多くのファンの記憶に残っている。
スイスカップで見せた圧巻のマルチゴール
18日、スイスのグレンヘンで行われた2026-2027スイスカップ2ラウンド(32強)において、イ・ヨンジュンは先発出場を果たした。チームが8-0で大勝を収めたこの試合で、彼は後半25分にヘディングで先制点を挙げ、その8分後には胸トラップからの鋭い右足シュートで追加点を記録。自身にとって公式戦初となるマルチゴールを達成し、チームの勝利を決定づけた。
プロデビュー後、最多得点を更新
この日の2得点により、イ・ヨンジュンは今シーズン公式戦通算5ゴール(リーグ戦2ゴール、カップ戦3ゴール)に到達。これは自身のキャリアハイを更新する数字であり、過去の記録を塗り替える飛躍的な結果となった。2025年に受けた手術の影響で一時的なスランプに陥ったものの、それを完全に克服したことが数字として証明された格好だ。193cmの長身を武器にした空中戦の強さに加え、ゴールハンターとしての「キラー本能」が研ぎ澄まされている。
韓国代表入りへの熱き決意
イ・ヨンジュンの急成長により、韓国代表のFW争いはより熾烈さを増している。現在、欧州で活躍するチョ・ギュソンやオ・ヒョンギュ、Jリーグで経験を積むオ・セフンといった層の厚い陣容の中に、新たな有力候補として名乗りを上げた。イ・ヨンジュン自身も「スイスでプレーする自分に関心を寄せてくれることへの感謝とともに、アジア大会で評価を得られたことは自信になった。機会があればぜひ代表チームの一員として貢献したい」と力強く語った。11月の国際Aマッチに向け、彼の動向から目が離せない状況となっている。


