
「恐れを知らない18歳」キム・イェゴン選手が、セルビアの名門クラブであるツルヴェナ・ズヴェズダのユニフォームを身にまとい、欧州の舞台で力強い第一歩を踏み出しました。
ズヴェズダは31日、セルビア・ウブのドラガン・ジャイッチ・スタジアムで行われたゼムンとの2026〜2027セルビア・スーペルリーガ第7節のアウェイ戦に臨み、2-0で快勝しました。
開幕から5戦全勝を記録したズヴェズダは、勝ち点を15に伸ばしてヴォイヴォディナと並んだものの、得失点差で上回り首位をがっちりとキープ。さらにズヴェズダはヴォイヴォディナよりも消化試合が2試合少ない状況であり、シーズン序盤から破竹の勢いを見せています。
キム・イェゴンはこの日、ベンチで出番を待っていました。0-0の緊迫した展開で前半を終えたズヴェズダは、後半12分、コーナーキックからミルコ・イヴァニッチがヘディングシュートを決め、待望の先制ゴールを奪って均衡を破ります。
ズヴェズダが1-0とリードして迎えた後半34分、ついにキム・イェゴンのデビューの瞬間が訪れました。キム・イェゴンはディミトリイェ・サリッチとの交代でピッチに送り出され、ズヴェズダ加入後初となる待望の公式戦出場を果たしました。

新たな舞台に適応するのに、彼に長い時間は必要ありませんでした。投入からわずか2分後、キム・イェゴンは左サイドでパスを受けると、対峙する相手ディフェンダーを物ともせずペナルティエリア内へと果敢に侵入。中央で待ち構えていたマテイ・ガスタロ夫へピンポイントのカットバックを供給しました。ガスタロ夫がダイレクトで放った右足のシュートはゴール右隅を捉えましたが、相手キーパーのファインセーブに阻まれ、惜しくも「デビュー戦初アシスト」という劇的な瞬間は幻となりました。
しかし、キム・イェゴンの猛攻はこれだけでは終わりませんでした。試合終了間際、後半アディショナルタイムのカウンター局面で、今度はペナルティエリア右サイドへと鋭く切り込み、左足でクロスを配給。このボールは相手ディフェンダーに当たって軌道が変わったものの、こぼれ球を拾ったイヴァニッチが鮮やかな右足のターニングシュートを突き刺しました。キム・イェゴンのアグレッシブな仕掛けから生まれたこの一連のプレーが、ズヴェズダの2-0の勝利を決定づける追加点となりました。
今月25日にズヴェズダと5年契約を結び、背番号「19」を背負うことになったキム・イェゴンは、全北現代のユースチームである永生高校出身の期待の星です。今シーズンはKリーグ1でプロデビューを飾り8試合に出場。7月には蔚山HDを相手に、満17歳11ヶ月4日という若さでプロ初ゴールを記録するなど、大きな注目を集めていました。
18歳という若さで海を渡ったキム・イェゴンは、移籍合意からわずか6日後となったこのデビュー戦で、アディショナルタイムを含む約11分間プレー。10回のボールタッチと1回のキーパスを記録し、サッカー統計専門サイト『SofaScore』からは評価点「6.4」を与えられました。
今回は惜しくも公式記録としての攻撃ポイント(ゴールやアシスト)こそ逃したものの、ピッチに入った直後から物怖じすることなく相手ディフェンスを翻弄したキム・イェゴン。欧州デビュー戦で、その無限のポテンシャルと輝かしい未来を世界に証明してみせました。



