海やウォーターパークより涼しい、渓谷の名所
暑さをしっかりと和らげるには、渓谷に勝る場所はありません。鬱蒼とした森の木陰を清らかな水が流れ、足をつけるだけでも全身の熱がゆっくりと抜けていくからです。
特に韓国国内の渓谷旅行のおすすめコースは、日帰りから1泊2日の家族旅行、キャンプ、軽いトレッキングまで、好みに合わせて選ぶのに最適です。今回の記事では、あまりに人里離れた場所ではなく、実際に旅行コースとして組みやすい韓国国内の渓谷旅行のおすすめ名所4選をまとめてみます。
加平(カピョン)龍湫(ヨンチュ)渓谷

まずはソウル近郊から気軽に行ける加平の龍湫渓谷です。カルボン山から源を発し、玉女峰を包み込むように流れる渓谷で、臥龍湫(ワリョンチュ)や舞松岩(ムソンアム)、古室灘(ゴシルタン)など、数々の絶景が続く場所です。特に龍湫滝の周辺は、加平の渓谷特有の涼しげな雰囲気を楽しむのに最適です。
水が澄んでいて周囲の森が深いため、真夏でも木陰で休むのに適しており、加平の市街地とも比較的近いためアクセス面での負担も少ないです。ただし、夏の繁忙期には多くの訪問客で賑わうため、午前中の早い時間に行動することをおすすめします。レジャーシート、アクアシューズ、簡単な軽食などを用意すれば、日帰りの避暑地として十分に満足度の高い京畿道の渓谷です。
平昌(ピョンチャン)興亭(フンジョン)渓谷

高山地帯である江原道の冷たい水の味をしっかりと堪能したいなら、平昌の興亭渓谷もおすすめです。興亭山と会寧峰から源を発した水の流れが続く場所で、約6kmにわたって清らかな渓谷水が流れています。水が綺麗で水量も豊富なので、夏の避暑地として長く愛されている場所です。
ここは水深が多様であるという点が、長所にも短所にもなり得ます。深い区間は大人が遊び、浅い場所は子供が遊ぶのにぴったりです。渓谷の周辺にはペンションやキャンプ場が並んでいます。また、ハーブナラや李孝石(イ・ヒョソク)文学館のように、蓬坪(ポンピョン)の観光地と組み合わせて旅行することも可能です。
寧越(ヨンウォル)金笠(キムサッカッ)渓谷

自然そのままの渓谷の雰囲気を求めるなら、寧越の金笠渓谷をおすすめします。朝鮮後期の放浪詩人キム・サッカッゆかりの遺跡周辺に位置する渓谷で、古くから景勝地として知られています。キム・サッカッが生前に「武陵渓(ムルンゲ)」と呼んだという話が伝わるほど、山里の情緒が色濃く残っています。
渓谷だけでなく、キム・サッカッ文学館、キム・サッカッ墓域、外氏(ウェシ)ポソンギルといった遊歩道コースもあり、散策にも適しています。韓国国内の渓谷旅行のおすすめリストにおいて、金笠渓谷が良い理由はまさにこの雰囲気です。華やかな施設よりも、水、森、山村の風景を好む旅行者にぴったりです。
茂朱(ムジュ)九千洞(クチョンドン)渓谷

徳裕山(トギュサン)の麓に沿って続く九千洞渓谷は、鬱蒼とした森と清らかな水、奇岩怪石が調和した伝統的な夏の避暑地です。渓谷の周辺には観光施設や宿泊施設が比較的よく整っており、家族連れの旅行者も動きやすいです。
羅済通門(ナジェトンムン)、水心台(スシムデ)、九千滝、蓮花(ヨンファ)滝など、「九千洞33景」と呼ばれる名所が続いており、歩く楽しさがあります。水の音を聞きながら森の道を歩いていると、真夏の暑さも一時忘れることができます。徳裕山国立公園、茂朱リゾート、テコンドー園などと組み合わせれば、1泊2日の旅行コースとしても十分です。

