100日の魔法、濃いピンク色の絶景スポットおすすめ
サルスベリの花は、実に不思議な花です。人は暑さに疲れ果てていく中で、この花は猛暑の中でこそ最も華やかに咲き誇ります。100日間赤い花を咲かせることから「百日紅(ペギロン)」と呼ばれ、サルスベリとなりました。古くから儒学者の節操を象徴するものと考えられており、書院や古い屋敷の庭に特に多く植えられています。
8月中旬から下旬にかけて最も豊かな姿を見せると言われており、今がまさに観賞に最適な時期です。猛暑の中でより一層妖艶に咲き誇る、サルスベリの名所4選をまとめました。
潭陽(タミャン)鳴玉軒園林

朝鮮時代中期の文人、呉熙道(オ・ヒド)が隠居していた場所に、息子の呉以井(オ・イジョン)が池を掘り、サルスベリを植えて完成させた庭園です。名勝第58号に指定されるほど格調高い場所で、約300年経ったサルスベリが東屋と池を囲む姿は、まるで赤い花灯りに火を灯したような風景を作り出します。渓谷の水が池に流れ込む際に玉がぶつかるような音がすることから「鳴玉軒」という名が付けられました。午前中に訪れると人も少なく、その水の音まで静かに楽しむことができます。
安東(アンドン)屏山書院

ユネスコ世界文化遺産に登録された屏山書院は、朝鮮時代の儒学者たちの学問と精神が宿る空間です。夏になると入り口から書院の奥までサルスベリが並んで赤い花を咲かせます。塀の上に垂れ下がった花房と瓦屋根が調和した姿は、それ自体が一幅の絵のようです。開花は7月初旬から始まり、8月中旬を過ぎてもなお濃いピンク色を保っているため、夏の間ずっと訪れる価値のある名所です。
ソウル 徳寿宮 石造殿

·運営時間 : 毎日 09:00~21:00 (毎週月曜休館)
ソウルで最も豊かなサルスベリを見ることができる場所です。近代建築を象徴するエキゾチックな石造殿の建物の前に、大きなサルスベリが左右に並んでおり、芝生や噴水も加わって、まるでヨーロッパの庭園に来たかのようなロマンチックな雰囲気を醸し出しています。地方まで行くのが大変な場合、都心から最も近くでサルスベリの名所に出会うことができます。
密陽(ミリャン)表忠寺

天皇山と載薬山に囲まれた表忠寺は、文禄・慶長の役当時に僧兵の護国精神を称える千年古刹です。寺院という空間の重厚さと、夏に満開となる華やかなサルスベリが妙な対比を成しており、山々に囲まれている分、他の名所よりも一層涼しく感じられるのも魅力です。

