
ファン・ヒチャンの不振が続き、ドイツ現地からも懸念の声が上がっている。シャルケ04でデビューゴールが遠い中、ピッチ内外での行動までが議論の的となっている状況だ。
期待を裏切るパフォーマンスと戦術的乖離
ドイツの有力紙「ビルト」は6日、ファン・ヒチャンを「シャルケの不振な夏の補強選手」の一人として酷評した。チーム戦術に適合していないと指摘されており、立場が危うくなる可能性があると報じている。
獲得当時、ミロン・ムスリッチ監督は本人に直接電話をかけ、「プレースタイルがチームの強みと完璧に合致する」と説得を重ねていた。クラブはその通話内容を映像公開するなど、大きな期待を寄せていた。しかし、移籍後公式戦7試合に出場しているものの得点はなく、唯一の攻撃ポイントは9月のウニオン・ベルリン戦でのアシスト1つにとどまっている。

「35秒の奇跡」と呼ばれた移籍の背景
ファン・ヒチャンのシャルケ移籍は、ギリギリのドラマとして注目を集めていた。スポーツディレクターのフランク・バウマンによれば、電子署名などの書類処理でトラブルが発生し、最終承認が下りたのは移籍市場締め切りのわずか35秒前だった。この劇的な獲得背景から「35秒の奇跡」と期待されたが、現在は厳しい現実に直面している。

ピッチ外の規律と今後の試練
さらに、パフォーマンスだけでなく、プロフェッショナルとしての規律も問われている。先月29日のDFBポカール、ディナモ・ドレスデン戦で、ファン・ヒチャンは負傷後に副審や医療スタッフを突き飛ばすという行動を見せ、警告を受けた。ビルト紙はこの場面についても否定的に言及しており、チームの不振と相まって、サポーターやメディアからの風当たりが強まっている。
シャルケは次戦、9日にホッフェンハイムとのブンデスリーガ第9節を控えている。この試合で結果を残せるかが、自身のキャリアを左右する重要な分岐点となるだろう。


