
「『サッカーの女神』と呼ばれ称賛を浴びているが、性差別や嫌悪も依然としてつきまとっている」
CNNが、ドイツ・プロサッカーのウニオン・ベルリンの暫定監督に選任されたマリー=ルイーズ・エタ氏を24日に評した一文である。
エタ氏は18日、ヴォルフスブルク戦で指揮を執り、欧州5大リーグ(イングランド、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン)の男子チームを率いる初の女性監督として記録された。試合は1-2で敗れたものの、彼女の選任そのものがサッカー界の「ガラスの天井」を打ち破る象徴的な出来事として受け止められている。
現場の反応は肯定的だった。ホームスタジアムのファンは「フースバルゲッティン(サッカーの女神)」と叫び、エタ氏を歓迎した。しかし、オンライン上では雰囲気が異なっていた。ソーシャルメディアには性差別的な発言や嫌悪的なコメントが相次ぎ、クラブ側は一部の悪質な反応に対して直接対応し、問題を指摘した。
エタ氏は論争よりも現場に集中するという姿勢を見せた。彼女は「私がコントロールできるのはグラウンドでのことだけだ」とし、「選手たちとの日常的なサッカーに集中している」と語った。
専門家らは、今回の事例がサッカー界の構造的な問題を浮き彫りにしていると見ている。ドイツのサッカー専門誌『11フロインデ』の創設者フィリップ・ケスター氏は「エタ氏の能力に疑いの余地はない」とし、「なぜサッカー界が女性監督を受け入れるのにこれほど長い時間がかかったのかが、より重要な問いだ」と指摘した。
ただし、エタ氏の役割はまだ暫定的なものだ。クラブは来シーズン、彼女が女子チームを率いる予定だと明かしており、男子チームの監督職は短期体制で運営する計画である。それでも、残りの試合結果や世論次第では、延長の可能性も残されている。

