

イタリアの名門クラブ、ユヴェントスが守備陣の強化を望んでいる。その解決策として、キム・ミンジェの獲得を熱望している。
イギリスの「トリビューナ」は23日(韓国時間)、イタリアの有力紙「ラ・ガゼッタ・デッロ・スポルト」の内容を引用し、「ユヴェントスのスパレッティ監督が、夏の移籍市場におけるターゲットリストを公開した。アリソンとキム・ミンジェを求めている」と報じた。
同メディアは「ユヴェントスは来シーズンもルチアーノ・スパレッティ監督体制を維持する計画だ。スパレッティ監督は今夏のチーム再編に向け、3人の核心的な獲得ターゲットをリストアップしている」とし、「最優先順位にある選手はアリソン・ベッカーだ。現在リヴァプールに所属するアリソンは、過去にASローマで活躍しており、ユヴェントスへの加入にも前向きな姿勢であると伝えられている」と明かした。
続いて「守備陣補強の候補としてキム・ミンジェの名前が挙がっている。現在バイエルン・ミュンヘンに所属するこの韓国人DFは、過去にSSCナポリでスパレッティ監督の下、世界的なディフェンダーへと成長した。監督は彼との再会を望んでいる」と付け加えた。

キム・ミンジェのイタリア時代のパフォーマンスは圧倒的だった。ナポリの「リビングレジェンド」カリドゥ・クリバリがチェルシーへ去った穴を完璧に埋めた。ナポリはディエゴ・マラドーナがプレーしていた1990年以来、初めてセリエA優勝を果たした。
実に33年ぶりの優勝だった。スパレッティ監督はそのシーズン、セリエA年間最優秀監督、セリエAベストコーチ、月間最優秀監督2回(22年10月、23年1月)、FIFA年間最優秀監督2位を受賞した。
キム・ミンジェも数多くの称賛を受けた。同シーズン、セリエA年間ベストイレブンに選出された。また、セリエA月間最優秀選手(9月)、大韓サッカー協会(KFA)年間最優秀選手、2023年バロンドール22位を経て、セリエA年間最優秀守備者に選ばれた。守備の本場であるイタリア・セリエAにおいて、2022-2023シーズン、キム・ミンジェは最高のディフェンダーだった。

キム・ミンジェをナポリに連れてきた張本人がスパレッティ監督だ。
イタリアメディア「アレア・ナポリ(areanapoli.it)」は、スパレッティ監督の自叙伝『苦難の中に、楽園は実在した』の一部を抜粋して紹介した。
同メディアによると、彼は自叙伝の中で「選手団に初めて自分を紹介した瞬間を覚えている。スクデット(セリエA優勝チームがつける盾のマーク)を獲得した時だけ、歴史に名を残すことができると伝えた」とし、「最初のシーズンを3位で終えた。そして選手団に変化があった。私はロシアの友人たちから、フヴィチャ・クヴァラツヘリアという選手の活躍が素晴らしいという情報を得た」と語った。
続けて「しかし、会長は依然として懸念を抱いていた。そして私に尋ねた。『監督、私を納得させてほしい。ナポリの戦力を強化するために、韓国人(キム・ミンジェ)とジョージア人(クヴァラツヘリア)を獲得するのが本当に正しいのか?』と私に聞いたのだ」と明かした。

スパレッティ監督はクリスティアーノ・ジュントーリと共に、キム・ミンジェとクヴァラツヘリアの獲得を推し進めた。クヴァラツヘリアとキム・ミンジェはそれぞれ1805万ユーロ(約240億ウォン)、1000万ユーロ(約158億ウォン)でナポリのユニフォームを着た。結果はまさに大逆転だった。全く期待されていなかった二人の大活躍のおかげで、ナポリは33年ぶりにスクデットを掲げることができた。
キム・ミンジェとスパレッティ監督は、共にナポリでセリエAの頂点に立った後、チームを去った。現在、キム・ミンジェはバイエルンに、スパレッティ監督はユヴェントスの指揮官を務めている。最近、キム・ミンジェはバイエルンでの立場が不安定だ。ダヨ・ウパメカノとヨナタン・ターがセンターバックのレギュラーの座を固めており、キム・ミンジェは出場機会が減少している。昨夏の移籍市場から最近まで、絶えず移籍説が浮上している。
ユヴェントスにとって、キム・ミンジェは魅力的なリソースだ。すでにスパレッティ監督との成功体験がある。そして、イタリアの舞台で実力を証明済みのディフェンダーだ。獲得を検討する価値は十分にある。
鍵となるのは移籍金と年俸だ。キム・ミンジェは現在、バイエルンで基本年俸として1100万ユーロ(約193億ウォン)を受け取っているとされている。ユヴェントスがこれほどの高年俸を保証できるのかは疑問だ。

