
アーセナル(イングランド)がアトレティコ・マドリード(スペイン)を退け、20年ぶりに欧州サッカー連盟(UEFA)チャンピオンズリーグ(UCL)決勝に進出した。試合終了のホイッスルが鳴ると、ロンドンは涙と歓喜の渦に包まれた。
アーセナルは6日、英ロンドンのエミレーツ・スタジアムで行われたアトレティコ・マドリードとの2025-2026 UCL準決勝第2戦のホームゲームで、前半45分に生まれたブカヨ・サカのゴールを最後まで守り抜き、1-0で勝利した。先月30日にスペイン・マドリードで行われた第1戦を1-1で引き分けていたアーセナルは、2試合合計スコア2-1で勝利し、決勝への切符を手にした。アーセナルがUCL決勝に進出するのは、2005-2006シーズン以来20年ぶりとなる。
20年前の決勝でFCバルセロナ(スペイン)に1-2で敗れ準優勝に終わったアーセナルは、UCL初優勝に挑む。

アーセナルが欧州のクラブ大会で頂点に立ったのは、1993-1994シーズンのカップウィナーズカップが唯一である。欧州カップウィナーズカップは各国のFAカップ優勝チームが出場して競った大会で、その後ヨーロッパリーグに統合され廃止された。
アーセナルは31日、ハンガリー・ブダペストのプスカシュ・アレーナで一発勝負で行われるUCL決勝戦で、バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)対パリ・サンジェルマン(フランス・PSG)の勝者と激突する。
アーセナルはイングランド・プレミアリーグ(EPL)でも第35節まで首位(勝ち点76)を走っており、シーズン2冠も狙える状況だ。
緊迫した勝負は、前半45分のサカの一撃で均衡が破れた。ウィリアム・サリバがハーフライン付近から不意を突くロングパスを送り、これがアトレティコ守備陣をかすめて前線へ。裏のスペースを突いてペナルティエリア内に侵入したヴィクトル・ギェケレシュが左へボールを送った。これを受けたレアンドロ・トロサールの右足シュートはアトレティコのGKヤン・オブラクに阻まれたが、こぼれ球をサカが押し込み、ゴールネットを揺らした。
その後、アーセナルは追加点を奪えなかったものの、アトレティコの反撃も実らず、勝負が決した。
決勝ゴールの立役者となったサカは、試合後のミックスゾーンでのインタビューで「人生で最も大切なゴールだ。決勝戦でファンと共にトロフィーを掲げたい」と感激を語った。

アーセナルのミケル・アルテタ監督は、「決勝ゴールを決めるのは特別な誰かでなければならなかった。彼は間違いなく特別な存在だ。私にとっても、選手たちにとっても、そしてクラブにとっても彼はそういう存在だ」と述べ、アーセナル生え抜きのサカによる決勝ゴールの意味を強調した。
英BBCはアーセナルの決勝進出について「2006年のティエリ・アンリ時代以来、ちょうど20年ぶりの快挙」とし、「アルテタ監督就任後に注ぎ込んだ忍耐と戦術的な執念がついに実を結んだ」と評価した。ジ・アスレティックも「アルテタ監督体制で一貫して推進されてきた選手層の刷新とシステムへの投資が、歴史的な結果につながった」と指摘した。

