
リオネル・メッシは2026北中米ワールドカップの初戦からハットトリックを達成しました。しかし、メッシは本来レッドカードを受けるべきだったという指摘も続いています。
ジ・アスレチックなどは、アルジェリアサッカー連盟が17日に行われたアルゼンチン戦の判定について、国際サッカー連盟(FIFA)に公式抗議したと報じました。メッシが前半30分、スパイクのスタッド部分でアルジェリアのアイサ・マンディの右ふくらはぎを蹴ったにもかかわらず、退場どころか警告すら受けなかったというものです。アルジェリアはこれ以外にも、ハジ・ムサとイブラヒム・マザがアルゼンチン選手から肘打ちを受けたにもかかわらず反則が取られなかったことについても抗議したと伝えられています。
メッシのファウルは試合直後から議論を呼びました。当時、主審を務めたシモン・マルチニアク氏は警告なしでフリーキックのみを宣告しました。アルジェリア代表のウラジミール・ペトコビッチ監督は「誰もがその場面を見た。私も見た」と不満を露わにしました。
アルジェリアが不満を抱くのも無理はないという説明も続いています。イングランド・プレミアリーグの元審判であるグラハム・スコット氏は、ジ・アスレチックに対し「ほとんどの審判は、あれくらいのプレーで退場にはしなかっただろう。メッシだからということではなく、故意性がなく、強い力が加わっていたわけでもないからだ」と述べました。しかし、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を通じて主審がスロー映像を確認していれば、状況は変わっていた可能性があると指摘しました。同氏は「再生映像を見ると、メッシのスタッドがマンディのふくらはぎに刺さったのは明らかだ。マンディもかなり苦しんでいた」とし、「VAR側が主審に直接モニターを確認するよう勧告し、主審がタッチラインのモニターでスロー映像を再確認していれば、退場を宣告していた可能性もある」と語りました。
では、なぜ当時のVAR側はオンフィールドレビューを勧告しなかったのでしょうか。スコット氏は「当時、アルジェリアの選手たちは誰も強く抗議しなかった。最近の選手たちはVARを意識して、わざと大げさに反応することも多い」とし、「アルジェリアの選手たちが特に抗議しなかったことも、VAR室が考慮した可能性がある。VAR室は、ピッチ上の誰も問題視していない場面で試合を中断させると批判を浴びることがある。現実がそうなのだ」と説明しました。


