
「毒舌家」ジョゼ・モウリーニョ監督が、優勝なしに偉大であることはできないという持論を明かした。
米メディア「ヴァニティ・フェア」は23日、最近レアル・マドリードの監督に復帰したモウリーニョとの単独インタビューの内容を公開した。
モウリーニョは、ミケル・アルテタ監督率いるアーセナルのイングランド・プレミアリーグ(PL)優勝に関連する議論について質問を受けた。アーセナルは2025-2026シーズンにPL優勝を果たしたが、あまりに守備的で「アンチ・フットボール」だという批判を浴びながらも、最終的に優勝チームとなった。
モウリーニョも妥協のない姿勢でチームを率いる監督であるため、常に多くの批判を浴びてきた。しかし、結果で証明し「スペシャル・ワン」という異名がついた。モウリーニョは今回のアーセナルをどう見ているのか、関心が集まった。
モウリーニョは「そのような批判には同意しない。監督は自チームの能力を見極め、それに合わせて勝利するために最善を尽くすだけだ」と口を開いた。
続けて「最近は優勝できなくても偉大になれるという言葉があるようだが、これは完全に愚かな考えだ。それはスポーツの本質に反する言葉だ。すべてのスポーツの目標は勝利だ」とし、「彼らは優勝を成し遂げた。優勝したチームを尊重すべきだ」と主張した。

モウリーニョの対話術は、韓国のサッカーファンの間でも有名だ。韓国サッカー代表チームの主将ソン・フンミンも例外なく厳しい言葉をかけられたからだ。モウリーニョはマンチェスター・ユナイテッド(2016~2018)の次にトッテナム(2019~2021)の指揮を執った。ソン・フンミンは「FCオンライン」公式チャンネルとのインタビューを通じて、モウリーニョとのトッテナム時代を振り返った。
ソン・フンミンは「モウリーニョ監督は私に良いことばかり言ったわけではない。酷評を浴びせることも多かった」と語った。
続いて「監督は強いキャラクターだ。実際にもそうだ。言葉も直球だ。ある時、我々の試合内容が良くなかったことがあった。監督が選手全員がいる前で私の名前を呼んだ。そして『ソニー、お前は相手が激しいと試合に出たくないようだな』といった言い方をした」と述べた。
さらに「選手全員がいる前でそんなことを言われると気分が良いはずがない。『私は若手選手でもないのに何をしているんだ?』という思いもあって気分が悪かった」とし、「後で監督が、私が看板選手だから他の選手たちに感じ取らせるために代表して叱ったのだと話してくれた」とエピソードを明かした。

モウリーニョは1963年生まれのポルトガル出身で、元サッカー選手であり現サッカー監督だ。1987年に24歳という若さで引退後、体育教師や通訳などを経て、スポルティングでアシスタントコーチとして指導者キャリアをスタートさせた。
その後、ポルト、チェルシー、インテル、レアル・マドリードなど複数のクラブを指揮した。欧州4大リーグ優勝、4カ国の全大会優勝、欧州3大クラブ大会(チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグ、カンファレンスリーグ)初優勝監督など、サッカー史に残る「名将」となった。
モウリーニョは2019年11月から約2シーズン、トッテナムを指揮した。初シーズン(2019-2020)はプレミアリーグ6位、チャンピオンズリーグ16強敗退、FAカップ初戦敗退を記録した。
結果は残念だが、「ソン・ケ(ソン・フンミン&ケイン)デュオ」の使い道を最もよく理解していた監督として残っている。当時トッテナムの攻撃を牽引したハリー・ケインは24得点でチーム内最多得点者だった。ソン・フンミンは12アシストで最多アシストを記録した。ソン・フンミンの全盛期を切り開いた監督と言える。

モウリーニョ監督の2シーズン目だった2020-2021シーズンも同様だった。モウリーニョ監督率いるトッテナムはプレミアリーグ7位、UEFAヨーロッパリーグ16強敗退、FAカップ16強敗退などで良い成績を残せなかった。その中でもケインは再びチーム最多得点を記録した。ソン・フンミンと共にチーム内共同最多アシスト(17回)も達成した。
一方、モウリーニョは新シーズン(2026-2027)からレアル・マドリードに戻り、再び指揮を執る。レアル・マドリードは昨シーズン、シャビ・アロンソ、アルバロ・アルベロアと、1シーズンで監督を2度も解任した。それほどチームの雰囲気は非常に混乱している状況だ。
果たしてモウリーニョはレアル・マドリードの名誉を取り戻すことができるのか、今後の動向に注目が集まる。


