
「スペイン復帰」が目前に迫った。「ゴールデンボーイ」イ・ガンイン(25)のアトレティコ・マドリードへの移籍がいよいよ秒読み段階に入った。
欧州サッカー移籍市場の専門家であるファブリツィオ・ロマーノ氏は6日、自身のSNSを通じて「イ・ガンインのアトレティコ・マドリードへの移籍が確定した。すべての当事者間での合意が完了した」というニュースとともに、自身のトレードマークである「Here we go」を投稿した。公信力において最高レベルと評価されるロマーノ氏が伝えたニュースであるだけに、信頼性は高い。
フランスのスポーツメディア「RMCスポーツ」もまた、「パリ・サンジェルマン(PSG)で3シーズンを過ごしたイ・ガンインがパリを去る。PSGはアトレティコ・マドリードとイ・ガンインの移籍で合意に達した」と報じた。
まだ公式発表は出ていない状況だが、移籍金もかなりの額だ。ロマーノ氏は「移籍金は4000万ユーロ(約698億ウォン)だ。個人的な条件は数ヶ月前に合意済みであり、イ・ガンイン本人もアトレティコ・マドリードへの移籍を望んでいた」とし、「口頭合意はすべて終わった。あとは公式手続きを残すのみだ」と説明した。

移籍が公式発表されれば、イ・ガンインは3年ぶりにスペインへ戻ることになる。
イ・ガンインは2018年にバレンシアでプロデビューした後、2021年にマジョルカへ移籍した。バレンシア時代には限られたチャンスしか与えられなかったイ・ガンインだが、マジョルカ移籍後はハビエル・アギーレ監督の全面的な支持のもとで主力として定着し、実力が急成長した。その結果、向上した実力を認められたイ・ガンインは2023年夏、マジョルカを離れてフランス・リーグ・アンの最高名門クラブであるPSGに入団した。当時の移籍金は2200万ユーロ(約384億ウォン)だった。
多くの期待を背負ってPSGに入団したイ・ガンインは、2シーズン連続のチャンピオンズリーグ優勝を含む数々のタイトルを経験した。しかし、実際にピッチの上でプレーするチャンスは多く与えられなかった。PSGのルイス・エンリケ監督はイ・ガンインを先発ではなく交代で起用することが多く、こうした傾向は今シーズンさらに顕著になった。それでもイ・ガンインはPSGで124試合に出場し、16ゴール・16アシストを記録した。

最高のチームでプレーしながらもチャンスが思うように与えられず、さらにヴィティーニャ、ジョアン・ネヴェス、デジレ・ドゥエといったライバルたちが頭角を現したことで、イ・ガンインの立場は次第に狭まっていった。こうした中、自身が慣れ親しんだスペイン・プリメーラ・リーガの強豪アトレティコ・マドリードが関心を示し、イ・ガンインにとっても断る理由はなかった。
アトレティコ・マドリードは、ディエゴ・シメオネ監督の最初のフルシーズンである2012-2013シーズンから昨シーズンまで、2度のリーグ優勝を含むコパ・デル・レイとスーペルコパ・デ・エスパーニャで各1回優勝し、UEFAスーパーカップでも一度頂点に立った。チャンピオンズリーグでは優勝こそ逃したものの、2度の準優勝を経験している。特に2012-2013シーズンから継続してチャンピオンズリーグに出場し、レアル・マドリード、バルセロナとともにスペインを代表するチームとしての地位を確立した。
特にアトレティコ・マドリードは最近、韓国初の公式サポーターズグループである「ペニャ・アトレティカ・ラ・オサ・デ・コレア」の創設を公式承認するなど、韓国を含むアジア市場のマーケティングに力を入れている。来る8月9日にソウルワールドカップ競技場で開催されるマンチェスター・シティとのプレシーズンツアーマッチもその一環だ。もしイ・ガンインの移籍が近いうちに公式発表されれば、韓国のファンはイングランド・プレミアリーグ(EPL)の巨艦マンチェスター・シティを相手に、アトレティコ・マドリードのユニフォームを着てソウルのピッチを駆け回るイ・ガンインの姿を見ることができる見通しだ。



